Kindle端末の中でも最もコスパが良く非常に人気が高いモデルが「Kindle Paperwhite」です。
私も初めてKindleデビューした時はKindle Paperwhite(第10世代)を購入しており、現在はKindle Paperwhite(第11世代)のシグニチャーエディションを利用しています。
かれこれ3年以上、2世代にわたってKindle Paperwhiteを利用し続けていますが、私自身も非常に満足していますし、これからKindle端末を購入してみたい方にも自信を持っておすすめできるデバイスです。
本記事では、実際に3年以上Kindle Paperwhiteを利用してきた私の実体験をもとに、Kindle Paperwhiteで読書するメリットとデメリットを紹介します。
結論を先にお伝えすると、Kindle Paperwhiteはメリットとデメリットがはっきりしていて、より快適な環境で読書に専念するために作られた最高のデバイスです。
これからKindle Paperwhiteを利用してみようと考えている方にとって参考となる内容になっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
Kindle Paperwhiteはコスパ最強の人気モデル
Kindle端末は「Kindle(無印)」「Kindle Paperwhite」「Kindle Oasis」「Kindle Scribe」の4つが現行のモデルとして発売されています。
Kindle Paperwhiteはちょうど中間に位置づけられたデバイスであり、価格の割に高機能で非常に人気のモデルとなっています。
Kindle(無印) | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | Kindle Scribe | |
---|---|---|---|---|
世代 (発売年) | 第11世代 (2022年) | 第11世代 (2021年) | 第10世代 (2019年) | 第1世代 (2022年) |
本体価格 | 12,980円~14,980円 | 16,980円~21,980円 | 29,980円~40,980円 | 47,980円~59,980円 |
ディスプレイ | 6[インチ] | [インチ] | 6.8[インチ] | 710.2[インチ] |
解像度 | [ppi] | 300[ppi] | 300[ppi] | 300[ppi] | 300
フロントライト | LED4個 | LED17個 | LED25個 | LED35個 |
サイズ | 157.8×108.6×8[mm] | 174×125×8.1[mm] | 159×141×3.4~8.4[mm] | 196×230×5.8[mm] |
重さ | 154g | 205g | 188g | 432g |
容量 | 16GB | 8GB/16GB/32GB | 8GB/32GB | 16GB/32GB/64GB |
インターネット 接続仕様 | Wi-Fi | Wi-Fi | Wi-Fi/Wi-Fi+4G | Wi-Fi |
数週間持続 バッテリー* | 最大6週間 | 最大10週間 | 最大6週間 | 最大12週間 |
充電ケーブル | USB-C | USB-C | micro USB | USB-C |
ワイヤレス充電 | 非対応 | シグニチャーエディションのみ | 一部対応非対応 | 非対応 |
色調調整 ライト機能 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
明るさ自動 調整機能 | 非対応 | 一部 シグニチャーエディションのみ | 対応対応 | 対応 |
防水機能 | なし | IPX8等級 | ありIPX8等級 | ありなし |
ページめくり ボタン | 非対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 |
手書き 入力機能 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
端末カラー | ブラック/デニム | ブラック/ライトグリーン/デニムブルー | グラファイト | タングステン |
キッズモデル | あり | あり | なし | なし |
特徴 | 低価格のエントリーモデル | コスパ最強の人気モデル | 高機能のハイエンドモデル | 史上初の手書き入力機能搭載 |
*明るさ設定13、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合
しかも、2021年10月に発売された第11世代モデルでは
- ディスプレイサイズが6.8インチに大きく
- フロントライトのLEDが17個搭載されたことでより明るく
- 新しく色調調整ライト機能が搭載
- 充電ケーブルがUSB-Cに変更
- ページめくりの動作速度が20%ほど速く
といった改善が加えられ、最上位モデルのKindle Oasisと比べても引けを取らないスペックに進化しています。
特に小説やビジネス書などテキスト主体の本を読む方であれば、Kindle Paperwhiteで十分快適に読書することができます!
Kindle Paperwhiteの5つのメリット
Kindleストアで購入した電子書籍はKindleアプリを利用することで、お手持ちのスマホやタブレットで読書可能です。
では、なぜKindle Paperwhiteをわざわざ買ってまで読書する人がいるのでしょうか。
様々な理由があるかと思いますが、私が個人的に感じているKindle Paperwhiteを利用するメリットは以下の5つです。
1.紙の本と変わらない読みやすさ
Kindle端末にはE-inkと呼ばれる電子ペーパー技術が採用されており、紙の本と変わらない読み心地を実現しています。
しかもKindle Paperwhiteの解像度は300ppiと非常に高く、よりくっきりと美しく文字が表示されます。
画面サイズも6.8インチと十分大きいですし、文字サイズや明るさの調整も自分好みに変えられるので、非常に読みやすいです。
スマホやタブレットとは全然違う読み心地!
2.目が疲れにくい
Kindle端末では長時間本を読んでいたとしても目が疲れにくいです。
というのも、Kindle端末には「電子ペーパー」と呼ばれる表示方式が使われており、ブルーライトをほとんど発しません。
実際に電子書籍端末のブルーライト量を測った調査によると、Kindle Paperwhiteから発せられるブルーライト量は非常に少ないことが分かっています。
スマホやタブレットだとブルーライトの影響で目が疲れやすいので、Kindle端末での読書が非常におすすめです!
3.軽くて持ち運びやすい
軽くて持ち運びやすいのもKindle Paperwhiteの大きな利点です。
Kindle Paperwhite(第11世代)の重さは205g程度なので、スマホより少し重いといったイメージ。【参考:iPhone13…173g】
リュックに入れて持ち運んでも重さは全然気にならないので、どこにでも持ち歩けていつでも気軽に読書することができるようになります。
この小さな端末に小説やビジネス書が数千冊格納できるのもすごいですよね!まさに自分だけの小さな図書館!
4.バッテリー持ちが良い
Kindle Paperwhiteはバッテリー持ちが非常に良いので、頻繁に充電をしないで済むのもユーザーとしてはありがたいです。
特にKindle Paperwhiteは1日30分の使用だと、最大で10週間バッテリーが持続します。
また、Kindle Paperwhiteのシグニチャーエディションを購入すれば、ワイヤレス充電にも対応しているので充電の手間が完全に無くなります。(充電器は別売り)
シグニチャーエディションのワイヤレス充電を活用すれば、持ち運んだ時に充電が切れていたといった心配も無くなりますね!
5.お風呂で読書できる
Kindle Paperwhiteには防水機能が搭載されているので、お風呂で読書することも可能です。
IPX8等級(深さ2mの真水に60分沈めても有害な影響がないレベル)を満たしているので、全く水を怖がる必要がありません。
外出先で雨が降ったとしても心配することはありませんし、アウトドアでも気兼ねなく読書することができます!
Kindle Paperwhiteの3つのデメリット
一方、Kindle Paperwhiteを利用するにあたって、デメリットとして認識しておきたいのが以下の3点です。
1.カラー表示はできない
これはKindle端末全てに共通して言えることですが、カラー表示で本を読むことはできません。
雑誌やカラー対応の漫画を読みたい場合は、Kindleアプリを利用してスマートフォンやタブレットで読むなど使い分けましょう。
2.読書しかできない
Kindle Paperwhiteは読書専用端末なので、良くも悪くも読書しかできません。
読書に専念できるという意味では非常に素晴らしいのですが、よくあるタブレットのように様々な使い方ができるわけではないので注意が必要です。
読書の他にもタブレットとして様々なアプリを活用したいという方はAmazonのFire HDタブレットを検討してみてはいかがでしょうか。
個人的には読書しかできないという点はめちゃくちゃプラスだと思っています!
3.値段は少し高め
Kindle Paperwhiteの価格帯は16,980円~21,980円であり、決して安くはありません。
読書好きで読書習慣がある人にとっては十分満足できる機能が備わっていますが、あまり読書に馴染みがない方からすると値段が高いと感じるかもしれません。
個人的にはKindle Paperwhiteが最もおすすめの一台ではありますが、防水機能が必要なければ進化したエントリーモデルのKindle(第11世代)を購入するのもアリだと思っています。
Kindle Paperwhiteと他のモデルを比較
Kindle PaperwhiteはKindle端末の中でも最もコスパが良く、多くの方から利用されています。
Kindle端末を初めて購入するほとんどの方にはKindle Paperwhiteをおすすめしますが、中にはエントリーモデルの「Kindle(無印)」や上位モデルの「Kindle Oasis」の方が適している場合もあるでしょう。
それぞれのモデルの特徴をKindle Paperwhiteと比較しながら紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。
Kindle(無印)とKindle Paperwhiteの比較
最新のKindle(無印)とKindle Paperwhiteのスペックを比較してまとめた表がこちら。
Kindle(無印) | Kindle Paperwhite | |
---|---|---|
世代 (発売年) | 第11世代 (2024年) | 第12世代 (2024年) |
本体価格 | 19,980円 | 27,980円~32,980円 |
ディスプレイ | 6[インチ] | [インチ] | 7
解像度 | [ppi] | 300[ppi] | 300
フロントライト | LED4個 | LED17個 |
サイズ | 157.8×108.6×8.0[mm] | 176.7×127.6×7.8[mm] |
重さ | 約154g | 約213g |
容量 | 16GB | 16GB/32GB |
インターネット接続仕様 | Wi-Fi | Wi-Fi |
数週間持続バッテリー | 最大6週間 | 最大12週間 |
充電ケーブル | USB-C | USB-C |
ワイヤレス充電 | 非対応 | シグニチャーエディションのみ | 一部対応
色調調整ライト機能 | 非対応 | 対応 |
明るさ自動調整機能 | 非対応 | 一部 シグニチャーエディションのみ | 対応
防水機能 | なし | IPX8等級 | あり
端末カラー | ブラック/マッチャ | ブラック/メタリックブラック/メタリックジェード |
キッズモデル | あり | あり |
特徴 | 低価格のエントリーモデル | 機能に優れた人気モデル |
Kindle(無印)とKindle Paperwhiteの大きな違いとしては以下の5つが挙げられます。
- 価格
- 明るさ
- 防水機能
- 容量
- デザイン
ディスプレイの大きさや明るさ、防水機能が搭載されている点はKindle Paperwhiteに優位性があります。
しかし、Kindle(無印)も第11世代より解像度が300ppiになり、文字の読みやすさは上位モデルと変わりません。
小説やビジネス書を読むのが中心で防水機能が必要なければエントリーモデルのKindle(無印)でも十分です。
ただ、少しでも大きな画面で読みたい方や明るさの調整にこだわりたい方、お風呂で読書を楽しみたい方はKindle Paperwhiteを購入しましょう。
Kindle PaperwhiteとKindle Oasisの比較
Kindle Paperwhiteと上位モデルのKindle Oasisのスペックを比較してまとめた表がこちら。
Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|
世代 (発売年) | 第11世代 (2021年) | 第10世代 (2019年) |
本体価格 | 16,980円~21,980円 | 29,980円~40,980円 |
ディスプレイ | [インチ] | 6.8[インチ] | 7
解像度 | [ppi] | 300[ppi] | 300
フロントライト | LED17個 | LED25個 |
サイズ | 174×125×8.1[mm] | 159×141×3.4~8.4[mm] |
重さ | 約205g | 約188g |
容量 | 8GB/16GB/32GB | 8GB/32GB |
インターネット 接続仕様 | Wi-Fi | Wi-Fi/Wi-Fi+4G |
数週間持続 バッテリー | 対応 | 対応 |
充電ケーブル | USB-C | micro USB |
ワイヤレス充電 | シグニチャーエディションのみ | 一部対応非対応 |
色調調整 ライト機能 | 対応 | 対応 |
明るさ自動 調整機能 | 一部 シグニチャーエディションのみ | 対応対応 |
防水機能 | IPX8等級 | ありIPX8等級 | あり
ページめくりボタン | 非搭載 | 搭載 |
人間工学デザイン | 非対応 | 対応 |
画面の自動回転 | 非対応 | 対応 |
端末カラー | ブラック/ライトグリーン/デニムブルー | グラファイト |
キッズモデル | あり | なし |
特徴 | コスパ最強の人気モデル | 高機能のハイエンドモデル |
Kindle PaperwhiteにはないKindle Oasisの魅力を挙げると以下の3つ。
- ページめくりボタンが搭載
- 人間工学に基づいたデザイン
- 画面の自動回転に対応
Kindle Oasisは人間工学に基づいたデザインでページめくりボタンも搭載されているのでスイスイ本を読み進められます。
快適に漫画をたくさん読みたい人は少しお金を払ってもKindle Oasisを購入する価値がありますよ!
Kindle Paperwhiteに関するよくある質問
Kindle Paperwhiteに関するよくある質問をまとめました。
- Kindle Paperwhiteは「広告あり」と「広告なし」のどちらを選ぶべき?
-
個人的にはよりストレスフリーな環境で読書ができる「広告なし」モデルの方がおすすめです。
「広告あり」と「広告なし」の違いについては以下の記事で詳しく解説しておりますので、興味がある方はご参照ください。
詳細を知りたい方はこちら - 広告は後から外すことはできる?
-
広告は後から外すことはできません。広告で後悔したくない方は2,000円高くても「広告なし」モデルを選んでおくのが無難です。
- Kindle Paperwhiteのシグニチャーエディションって何?
-
シグニチャーエディションはKindle Paperwhiteの特別仕様モデルです。
ざっくり言うと、Kindle Paperwhite(第11世代)のスペックに以下の3つの機能がプラスαで備わっていると思ってください。
- 容量が32GB
- 明るさ自動調整機能
- ワイヤレス充電対応
詳細を知りたい方はこちら - Kindle Paperwhiteの容量は「8GB(通常モデル)」と「32GB(シグニチャーエディション)」のどっちを選ぶべき?
-
小説やビジネス書などテキスト主体の本を中心に読まれる方は「8GB」でも数千冊保存することができるので十分です。
ただし、漫画(容量が大きい)をたくさん読みたいという方は「8GB」だと100冊程度しか保存することができないため、より多くの冊数を格納できる「32GB」を選んでおきましょう。
詳細を知りたい方はこちら - 容量は後で増やすことは可能?
-
容量は後から追加することはできません。Kindle Paperwhiteで漫画をたくさん読むつもりであれば、容量が大きい「32GB」を買っておきましょう。
- Kindle Paperwhiteを保護するためにカバーや保護フィルムは必要?
-
Kindle Paperwhiteのディスプレイは傷のつきにくいガラス製ではなく、傷つきやすい樹脂製(プラスチック)です。
個人的にはKindle Paperwhiteを長く使っていくためにもカバーや保護フィルムを付けることを推奨しています。
詳細は以下の記事を参考にしてください。
- 延長・事故保証プランは加入すべき?
-
延長・事故保証プランは、Kindle Paperwhiteに不具合が生じた時に追加料金なしで代替品の端末に交換してもらえる保険の役割を果たします。
カバーや保護フィルムを付けていない方や積極的に外に持ち出して活用しようと考えている人は検討しても良いと思います。
詳細を知りたい方はこちら
まとめ:Kindle Paperwhiteで電子書籍を読もう!
これまで3年以上にわたって2世代のKindle Paperwhiteを使ってきた私の実体験を踏まえて、Kindle Paperwhiteを利用するメリットとデメリットを紹介させていただきました。
メリット・デメリットを総合的に勘案すると、Kindle Paperwhiteはより快適な環境で読書に専念するための最高のデバイスだと思います。
私も初めて購入した電子書籍専用端末はKindle Paperwhiteでしたし、これから電子書籍端末を購入しようと考えている方には自信を持ってKindle Paperwhiteをおすすめできます。
本の読みやすさに関しては最上位モデルのKindle Oasisに引けを取らないスペックですし、快適な読書環境が手に入りますよ!
これを機にぜひKindle Paperwhiteを使って電子書籍を読み始めてみてはいかがでしょうか。
また、下記の記事では、Kindle Paperwhiteにおすすめのアクセサリーを7つ紹介していますので、興味がある方は併せてご覧いただければ幸いです。
それでは素敵なKindleライフを!