Kindle端末の中でも人気が高いモデルが「Kindle Paperwhite」です。
私も初めてKindleデビューした時はKindle Paperwhite(第10世代)を購入しており、現在はKindle Paperwhite(第12世代)のシグニチャーエディションを利用しています。
かれこれ4年以上、3世代にわたってKindle Paperwhiteを利用し続けていますが、私自身も非常に満足していますし、これからKindle端末を購入してみたい方にも自信を持っておすすめできるデバイスです。
本記事では、実際に4年以上Kindle Paperwhiteを利用してきた私の実体験をもとに、Kindle Paperwhiteで読書するメリットとデメリットを紹介します。
結論を先にお伝えすると、Kindle Paperwhiteはメリットとデメリットがはっきりしていて、より快適な環境で読書に専念するために作られた最高のデバイスです。
これからKindle Paperwhiteを利用してみようと考えている方にとって参考となる内容になっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
Kindle Paperwhiteはバランスに優れた人気モデル
Kindle端末は現在、「Kindle(無印)」「Kindle Paperwhite」「Kindle Scribe」の3つのモデルが発売されています。
Kindle Paperwhiteはちょうど中間に位置づけられたデバイスであり、バランスに優れた人気のモデルとなっています。
Kindle(無印) 第11世代 | Kindle Paperwhite 第12世代 | Kindle Paperwhite シグニチャーエディション | Kindle Scribe 第1世代 | Kindle Scribe Notebook Design | |
---|---|---|---|---|---|
発売年 | 2024年 | 2024年 | 2024年 | 2022年 | 2024年 |
本体価格 | 19,980円 | 27,980円 | 32,980円 | 47,980円~59,980円 | 56,980円~64,980円 |
ディスプレイ | 6[インチ] | 7[インチ] | 7[インチ] | 10.2[インチ] | 10.2[インチ] |
解像度 | [ppi] | 300[ppi] | 300[ppi] | 300[ppi] | 300[ppi] | 300
フロントライト | LED4個 | LED17個 | LED17個 | LED35個 | LED35個 |
サイズ | 157.8×108.6×8[mm] | 176.7×127.6×7.8[mm] | 176.7×127.6×7.8[mm] | 196×230×5.8[mm] | 196×230×5.7[mm] |
重さ | 154g | 213g | 213g | 432g | 433g |
容量 | 16GB | 16GB | 32GB | 16GB/32GB/64GB | 16GB/32GB/64GB |
インターネット 接続仕様 | Wi-Fi | Wi-Fi | Wi-Fi | Wi-Fi | Wi-Fi |
数週間持続 バッテリー* | 最大6週間 | 最大12週間 | 最大12週間 | 最大12週間 | 最大12週間 |
充電ケーブル | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
色調調整 ライト機能 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
明るさ自動 調整機能 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
防水機能 | なし | IPX8等級 | ありIPX8等級 | ありなし | なし |
手書き 入力機能 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
端末カラー | ブラック/マッチャ | ブラック | メタリックブラック/メタリックジェード | タングステン | タングステン/メタリックジェード |
特徴 | エントリーモデル | 機能に優れた人気モデル | 特別仕様モデル | 手書き入力機能搭載 | 文中に手書きメモを残せる |
商品詳細 | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon |
*明るさ設定13、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合
2024年10月に発売された第12世代では
- ディスプレイサイズが7インチに
- ページめくり速度が25%向上
- バッテリーの持続時間が最大12週間に
といった改善が加えられ、よりストレスなく快適に読書が楽しめるデバイスへと進化しました。
Kindle Paperwhiteの5つのメリット
Kindleストアで購入した電子書籍はKindleアプリを利用することで、お手持ちのスマホやタブレットで読書可能です。
では、なぜKindle Paperwhiteをわざわざ買ってまで読書する人がいるのでしょうか。
様々な理由があるかと思いますが、私が個人的に感じているKindle Paperwhiteを利用するメリットは以下の5つです。
1.紙の本と変わらない読みやすさ
Kindle端末にはE-inkと呼ばれる電子ペーパー技術が採用されており、紙の本と変わらない読み心地を実現しています。
しかもKindle Paperwhiteの解像度は300ppiと非常に高く、よりくっきりと美しく文字が表示されます。
画面サイズも7インチと十分大きいですし、文字サイズや明るさの調整も自分好みに変えられるので、非常に読みやすいです。
スマホやタブレットとは全然違う読み心地!
2.目が疲れにくい
Kindle端末では長時間本を読んでいたとしても目が疲れにくいです。
というのも、Kindle端末には「電子ペーパー」と呼ばれる表示方式が使われており、ブルーライトをほとんど発しません。
実際に電子書籍端末のブルーライト量を測った調査によると、Kindle Paperwhiteから発せられるブルーライト量は非常に少ないことが分かっています。
スマホやタブレットだとブルーライトの影響で目が疲れやすいので、Kindle端末での読書が非常におすすめです!
3.軽くて持ち運びやすい
軽くて持ち運びやすいのもKindle Paperwhiteの大きな利点です。
Kindle Paperwhite(第12世代)の重さは213gなので、スマホより少し重いといったイメージ。【参考:iPhone16…170g】
リュックに入れて持ち運んでも重さは全然気にならないので、どこにでも持ち歩けていつでも気軽に読書することができるようになります。
この小さな端末に小説やビジネス書が数千冊格納できるのもすごいですよね!まさに自分だけの小さな図書館!
4.バッテリー持ちが良い
Kindle Paperwhiteはバッテリー持ちが非常に良いので、頻繁に充電をしないで済むのもユーザーとしてはありがたいです。
特にKindle Paperwhite(第12世代)は1日30分の使用だと、最大で12週間バッテリーが持続します。
また、Kindle Paperwhiteのシグニチャーエディションを購入すれば、ワイヤレス充電にも対応しているので充電の手間が完全に無くなります。(充電器は別売り)
シグニチャーエディションのワイヤレス充電を活用すれば、持ち運んだ時に充電が切れていたといった心配も無くなりますね!
5.お風呂で読書できる
Kindle PaperwhiteはKindle端末で唯一、防水機能を搭載しているので、お風呂で読書することも可能です。
防水性能はIPX8等級(深さ2mの真水に60分沈めても有害な影響がないレベル)を満たしており、全く水を怖がる必要がありません。
外出先で雨が降ったとしても心配することはありませんし、アウトドアでも気兼ねなく読書することができます!
Kindle Paperwhiteの3つのデメリット
一方、Kindle Paperwhiteを利用するにあたって、デメリットとして認識しておきたいのが以下の3点です。
1.カラー表示はできない
これはKindle端末全てに共通して言えることですが、カラー表示で本を読むことはできません。
雑誌やカラー対応の漫画を読みたい場合は、Kindleアプリを利用してスマートフォンやタブレットで読むなど使い分けましょう。
2024年に米国ではカラー表示に対応したKindle Paperwhiteが発売されましたが、日本ではまだカラーモデルが発売されていません。
2.読書しかできない
Kindle Paperwhiteは読書専用端末なので、良くも悪くも読書しかできません。
読書に専念できるという意味では非常に素晴らしいのですが、よくあるタブレットのように様々な使い方ができるわけではないので注意が必要です。
読書の他にもタブレットとして様々なアプリを活用したいという方はAmazonのFire HDタブレットを検討してみてはいかがでしょうか。
個人的には読書しかできないという点はめちゃくちゃプラスだと思っています!
3.値段は少し高め
Kindle Paperwhiteの価格帯は27,980円~32,980円であり、決して安くはありません。
読書好きで読書習慣がある人にとっては十分満足できる機能が備わっていますが、あまり読書に馴染みがない方からすると値段が高いと感じるかもしれません。
個人的にはKindle Paperwhiteが最もおすすめの一台ではありますが、防水機能が必要なければ進化したエントリーモデルのKindle(第11世代)を購入するのもアリだと思っています。
Kindle Paperwhiteと他のモデルを比較
Kindle Paperwhiteはバランスに優れており、多くの方から利用されているモデルです。
Kindle端末を初めて購入するほとんどの方にはKindle Paperwhiteをおすすめしますが、中にはエントリーモデルの「Kindle(無印)」や上位モデルの「Kindle Scribe」の方が適している場合もあるでしょう。
それぞれのモデルの特徴をKindle Paperwhiteと比較しながら紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。
Kindle(無印)とKindle Paperwhiteの比較
最新のKindle(無印)とKindle Paperwhiteのスペックを比較してまとめた表がこちら。
Kindle(無印) | Kindle Paperwhite | |
---|---|---|
世代 (発売年) | 第11世代 (2024年) | 第12世代 (2024年) |
本体価格 | 19,980円 | 27,980円~32,980円 |
ディスプレイ | 6[インチ] | [インチ] | 7
解像度 | [ppi] | 300[ppi] | 300
フロントライト | LED4個 | LED17個 |
サイズ | 157.8×108.6×8.0[mm] | 176.7×127.6×7.8[mm] |
重さ | 約154g | 約213g |
容量 | 16GB | 16GB/32GB |
インターネット接続仕様 | Wi-Fi | Wi-Fi |
数週間持続バッテリー | 最大6週間 | 最大12週間 |
充電ケーブル | USB-C | USB-C |
ワイヤレス充電 | 非対応 | シグニチャーエディションのみ | 一部対応
色調調整ライト機能 | 非対応 | 対応 |
明るさ自動調整機能 | 非対応 | 一部 シグニチャーエディションのみ | 対応
防水機能 | なし | IPX8等級 | あり
端末カラー | ブラック/マッチャ | ブラック/メタリックブラック/メタリックジェード |
キッズモデル | あり | あり |
特徴 | 低価格のエントリーモデル | 機能に優れた人気モデル |
Kindle(無印)とKindle Paperwhiteの大きな違いとしては以下の6つが挙げられます。
- 価格
- 明るさ
- 防水機能
- 容量
- デザイン
- バッテリー
ディスプレイの大きさや明るさ、防水機能が搭載されている点はKindle Paperwhiteに優位性があります。
しかし、Kindle(無印)も第11世代より解像度が300ppiになり、文字の読みやすさは上位モデルと変わりません。
小説やビジネス書を読むのが中心で防水機能が必要なければエントリーモデルのKindle(無印)でも十分です。
ただ、少しでも大きな画面で読みたい方や明るさの調整にこだわりたい方、お風呂で読書を楽しみたい方はKindle Paperwhiteを購入しましょう。
Kindle PaperwhiteとKindle Scribeの比較
Kindle Paperwhiteと上位モデルのKindle Scribeのスペックを比較してまとめた表がこちら。
Kindle Paperwhite | Kindle Scribe | |
---|---|---|
世代 (発売年) | 第12世代 (2024年) | 第1世代 (2022年) |
本体価格 | 27,980円~32,980円 | 47,980円~59,980円 |
ディスプレイ | 7[インチ] | [インチ] | 10.2
解像度 | [ppi] | 300[ppi] | 300
フロントライト | LED17個 | LED35個 |
サイズ | 176.7×127.6×7.8[mm] | 196×230×5.8[mm] |
重さ | 213g | 432g |
容量 | 16GB/32GB | 16GB/32GB/64GB |
インターネット接続仕様 | Wi-Fi | Wi-Fi |
数週間持続バッテリー | 最大12週間 | 最大12週間 |
充電ケーブル | USB-C | USB-C |
ワイヤレス充電 | シグニチャーエディションのみ | 一部対応非対応 |
色調調整ライト機能 | 対応 | 対応 |
明るさ自動調整機能 | 一部 シグニチャーエディションのみ | 対応対応 |
防水機能 | IPX8等級 | ありなし |
手書き入力 | 非対応 | 対応 |
端末カラー | ブラック/メタリックブラック/メタリックジェード | タングステン |
特徴 | 機能に優れた人気モデル | 手書き入力機能を搭載 |
Kindle PaperwhiteにはないKindle Scribeの魅力を挙げると以下の3つ。
- 大画面の10.2インチサイズ
- 電子書籍に直接メモが書き込める
- 電子ノートとしても活用できる
Kindle Scribeは10.2インチの大画面に直接ペンで書き込みができるモデルです。
電子書籍を読みながら何か思いついたことがあれば、すぐにメモが書き込めますし、アウトプットが捗ります!
画面サイズが大きいので、漫画も迫力を感じられますし、ノートも自由に作成できるので、電子ノートとしても活用可能です。
Kindle Paperwhiteに関するよくある質問
Kindle Paperwhiteに関するよくある質問をまとめました。
- Kindle Paperwhiteのシグニチャーエディションって何?
-
シグニチャーエディションはKindle Paperwhiteの特別仕様モデルです。
ざっくり言うと、Kindle Paperwhite(第12世代)のスペックに以下の3つの機能がプラスαで備わっていると思ってください。
- 容量が32GB
- 明るさ自動調整機能
- ワイヤレス充電対応
- Kindle Paperwhiteの容量は「16GB(通常モデル)」と「32GB(シグニチャーエディション)」のどっちを選ぶべき?
-
小説やビジネス書などテキスト主体の本を中心に読まれる方は「16GB」でも数千冊保存することができるので十分です。
ただし、漫画をたくさん読みたい方は「16GB」だと200冊程度しか保存することができないため、より多くの冊数を格納できる「32GB」を選んでおきましょう。
詳細を知りたい方はこちら - 容量は後で増やすことは可能?
-
容量は後から追加することはできません。Kindle Paperwhiteで漫画をたくさん読むつもりであれば、容量が大きい「32GB」を買っておきましょう。
- Kindle Paperwhiteを保護するためにカバーや保護フィルムは必要?
-
Kindle Paperwhiteのディスプレイは傷のつきにくいガラス製ではなく、傷つきやすい樹脂製(プラスチック)です。
個人的にはKindle Paperwhiteを長く使っていくためにもカバーや保護フィルムを付けることを推奨しています。
詳細は以下の記事を参考にしてください。
- 延長・事故保証プランは加入すべき?
-
延長・事故保証プランは、Kindle Paperwhiteに不具合が生じた時に追加料金なしで代替品の端末に交換してもらえる保険の役割を果たします。
カバーや保護フィルムを付けていない方や積極的に外に持ち出して活用しようと考えている人は検討しても良いと思います。
詳細を知りたい方はこちら
まとめ:Kindle Paperwhiteで電子書籍を読もう!
これまで4年以上にわたって3世代のKindle Paperwhiteを使ってきた私の実体験を踏まえて、Kindle Paperwhiteを利用するメリットとデメリットを紹介させていただきました。
メリット・デメリットを総合的に勘案すると、Kindle Paperwhiteはより快適な環境で読書に専念するための最高のデバイスだと思います。
私も初めて購入した電子書籍リーダーはKindle Paperwhiteでしたし、これから電子書籍リーダーを購入しようと考えている方には自信を持ってKindle Paperwhiteをおすすめできます。
本の読みやすさも申し分ないですし、快適な読書環境が手に入りますよ!
これを機にぜひKindle Paperwhiteを使って電子書籍を読み始めてみてはいかがでしょうか。
また、下記の記事では、Kindle Paperwhiteにおすすめのアクセサリーを紹介していますので、興味がある方は併せてご覧いただければ幸いです。