電子書籍「Kindle」はアプリを通じて様々なデバイスで読書することができます。
中でも多くの方に利用されているデバイスが専用の電子書籍リーダー「Kindle端末」とAppleのタブレット端末「iPad」ではないでしょうか。
電子書籍を読むならKindle端末とiPadどっちがいいの……?
上記のような悩みを解決するために、本記事ではKindle端末とiPadの電子書籍の読みやすさを実機を用いて比較していきます。
Kindle端末とiPadにはそれぞれに違った良さがあるので、用途に応じて必要な方を選択してください。
ちなみに私は雑誌を読む時はiPad、それ以外はKindle端末を利用しています!
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Kindle端末とiPadの違いを比較
Kindle端末やiPadには様々なモデルが展開されていますが、まずはスペックを比較してみましょう。
ハイエンドモデルを除いたKindle端末3種類とiPad3種類の特徴をまとめた表がこちら。
Kindle (第11世代) | Kindle Paperwhite (第11世代) | Kindle Oasis (第10世代) | iPad (第10世代) | iPad mini (第6世代) | iPad Air (第5世代) | |
---|---|---|---|---|---|---|
イメージ | ||||||
サイズ | 6インチ | 6.8インチ | 7インチ | 10.9インチ | 8.3インチ | 10.9インチ |
重さ | 154g | 205g | 188g | 477g | 293g | 461g |
解像度 | 300[ppi] | 300[ppi] | 300[ppi] | 264[ppi] | 326[ppi] | 264[ppi] |
防水 | 非対応 | 対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
価格 | 12,980円~14,980円 | 16,980円~21,980円 | 29,980円~40,980円 | 68,800円~116,800円 | 78,800円~126,800円 | 92,800円~140,800円 |
商品 |
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Kindle端末とiPadの大きな違いは以下の5点。
これから各人気モデルの「Kindle Paperwhite」と「iPad Air」を実機で比較していきます!
ディスプレイサイズ
ディスプレイサイズはKindle端末とiPadで大きく異なります。
ご覧のとおり、iPadの方がKindle端末よりもディスプレイが大きいです。
iPadは画面が大きく、雑誌や漫画を大画面で楽しむことができます。
Kindle端末は文庫本とビジネス書の中間といったサイズ感で、持ち運びやすいです。
雑誌は読みにくいですが、ビジネス書や小説、漫画はKindle端末で快適に読めますよ!
ディスプレイ表示方式
ディスプレイの表示方式もKindle端末とiPadで大きく異なるところ。
iPadは液晶ディスプレイを採用しており、写真や動画など鮮やかに閲覧できます。
一方、Kindle端末はE-ink(電子ペーパー技術)が採用されており、紙の本と変わらない読み心地を実現しています。
Kindle端末とiPadはライトの方式が異なっており、iPadはバックライト方式、Kindle端末はフロントライト方式です。
バックライト方式のiPadは画面がくっきり見えやすく、カラーで鮮明に楽しめますが、ブルーライトの影響を受けます。
一方、Kindle端末は反射式のディスプレイなので、目に優しく、消費電力も少ない特徴があります。
カラーで楽しみたいならiPad、目の負担を軽減したいならKindle端末がおすすめ!
重量
重量を比較すると、Kindle端末の方が相対的に軽く、iPadの方が相対的に重いです。
Kindle端末の重さは150g~200gで、スマートフォンと同じか少し軽いくらい。(参考:iPhone14の重さ206g)
一方、iPadは10.9インチサイズになると470g前後の重量で、ずっと持ち続けるには少し重いです。
Kindle端末は片手で掴めますが、iPadはスタンドが必要になってきます!
バッテリー
バッテリーの持続時間はKindle端末に優位性があります。
iPadのバッテリー駆動時間(インターネット利用・ビデオ再生)は約10時間。一方、Kindle端末は公式表記で最大10週間利用可能。
Kindle端末は反射式のディスプレイにより消費電力も少ないですし、本を読むことに特化しているのでかなり電池持ちが良いです。
全然充電しなくて良いのもKindle端末の魅力!
防水機能
iPadには防水機能が搭載されていませんが、Kindle端末は一部モデルで防水機能が搭載されています。
防水機能搭載のKindle端末……Kindle Paperwhite、Kindle Oasis
Kindle端末の防水性能はIPX8等級で深さ2mの真水に60分沈めても有害な影響がないレベルです。
お風呂で優雅に読書できるのはKindle端末ならではの特権!
【用途別】Kindle端末とiPadどっちが読みやすい?
上記ではKindle端末とiPadのデバイスの特徴を比較しましたが、ここでは用途別にどっちがおすすめか紹介していきたいと思います。
小説やビジネス書を読むならKindle端末
小説やビジネス書を読むのであればKindle端末がおすすめです。
Kindle端末ならE-ink(電子ペーパー技術)によって紙の本と変わらない読み心地ですし、ブルーライトをほとんど発さないので長時間読んでも目が疲れません。
最新のモデルであれば、画面の切り替わりも早いですし、スラスラ快適に読めます!
雑誌を読むならiPad
雑誌を読むのであればiPadがおすすめです。
iPadなら雑誌をフルカラーかつ大画面で楽しめます。
大画面の方が入ってくる情報量も多いですし、カラーの方が視覚的に情報が伝わってきます!
ちなみに漫画はフルカラー対応で視覚的に楽しみたいならiPadがおすすめですが、白黒であればKindle端末でも全然快適に楽しめます。
≫【全機種比較】Kindle端末は漫画が読みにくいのか?最適なモデルはどれ?
メモを取りながら読書するならiPad
メモを取りながら読書がしたい方はiPadがおすすめです。
iPadならSplit ViewやSlide Overの機能を利用することで読書アプリを開きながら横でメモアプリを起動することができます。
印象に残ったフレーズを記録したり、自分自身に活用できそうな内容や感じたことをメモできます!
また、スクリーンショットを撮れば、描画ツールも使えるのでApple Pencilなどで直接メモを書き込むことも可能です。
Kindle端末は基本的にメモを書き込むことができませんが、2022年11月30日に発売された「Kindle Scribe」では直接手書きメモを取れるようになりました。
寝る前に読書するならKindle端末
寝る前にブルーライトを浴びると睡眠の質が低下することが分かっています。
夜にブルーライトを浴びると、メラトニンの分泌量は減少してしまいます。
結果、睡眠の質が低下し、眠りが浅い状態となってしまうのです。
さらに、眠りが浅くなると、翌朝の寝起きまで悪くなってしまいます。
また、良質な睡眠は疲労回復に欠かせません。
睡眠不足の状態が続くと、集中力や注意力の低下を招いてしまいます。
仕事中にボーッとしてしまったりミスが増えてしまったり、日常生活にも支障をきたしかねません。
「寝る前のスマホがやめられない!?睡眠・自律神経への影響について解説!」nishikawa Nemrium
Kindle端末はフロントライト方式を採用しているので直接光が目に入ってこないですし、ブルーライトがカットされているので目に優しいです。
寝る前はスマホやiPadを遮断してKindle端末で読書するようにしましょう!
お風呂で読書するならKindle端末
お風呂で読書するなら防水機能を搭載したKindle端末がおすすめです。
先に述べたように、Kindle PaperwhiteやKindle OasisはIPX8等級の防水性能を備えているので、お風呂で読書が楽しめます。
湯船に浸かりながらKindle端末で漫画を読むのは至高ですよ!
Kindle端末で電子書籍を読む魅力
ここまでの内容を踏まえて、Kindle端末で電子書籍を読む魅力を改めてまとめると以下のようになります。
- 目が疲れない
- 持ち運びやすい
- 防水機能搭載
Kindle端末の最大の魅力は紙の本と変わらない読み心地を実現しており、長時間読んでも目が疲れないこと。
ブルーライトもほとんど発していないので、寝る前の読書にも最適です。
また、サイズもコンパクトで軽量のため、持ち運びもしやすく、外出先などでも読書を楽しめます。
防水機能を搭載している端末であれば、お風呂で読書することもできます。この点は紙の本やiPadでは実現しないKindle端末ならではの優位性です。
これからKindle端末を購入しようと考えているのであれば、Kindle Paperwhiteがおすすめです。
各モデルの比較と選び方は下記の記事で解説しておりますので、興味がある方はぜひ参考にしてください。
iPadで電子書籍を読む魅力
一方、iPadで電子書籍を読む魅力は以下のとおり。
- カラーで鮮明に楽しめる
- 大画面で楽しめる
- 読書しながらメモを取れる
iPadは大画面かつフルカラーで視覚的に電子書籍を楽しめるのが最大の魅力。
また、iPadなら読書をしながら直接メモを書き込むこともできます。
私はiPad Air5で雑誌を読んだり、ノートアプリを利用してアウトプットしたりしています!
iPadで電子書籍を楽しむのであれば、スタンドやスタイラスペンがあるとより便利です。
ちなみに私は下記のスタンドとスタイラスペンを利用しています!
まとめ:Kindle端末とiPadの比較
以上、Kindle端末とiPadの電子書籍の読みやすさについて実機を用いながら比較させていただきました。
電子書籍は様々なデバイスで閲覧できますが、筆頭の候補として挙がってくるのがKindle端末とiPadだと思います。
Kindle端末とiPadは特徴も大きく異なりますし、それぞれに違った良さがあります。
必要な用途に応じてKindle端末を利用するか、iPadを利用するか使い分けましょう。
Kindle (第11世代) | Kindle Paperwhite (第11世代) | Kindle Oasis (第10世代) | iPad (第10世代) | iPad mini (第6世代) | iPad Air (第5世代) | |
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イメージ | ||||||
サイズ | 6インチ | 6.8インチ | 7インチ | 10.9インチ | 8.3インチ | 10.9インチ |
重さ | 154g | 205g | 188g | 477g | 293g | 461g |
解像度 | 300[ppi] | 300[ppi] | 300[ppi] | 264[ppi] | 326[ppi] | 264[ppi] |
防水 | 非対応 | 対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
価格 | 12,980円~14,980円 | 16,980円~21,980円 | 29,980円~40,980円 | 68,800円~116,800円 | 78,800円~126,800円 | 92,800円~140,800円 |
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本記事が少しでも参考になれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。