コスパ最強の人気モデル「Kindle Paperwhite」と最高の読みやすさを追求したハイエンドモデル「Kindle Oasis」のどちらを購入すべきかで迷っていませんか。
両モデルとも読みやすさの性能は抜群に優れていますが、Kindle Oasisは価格が高い分、ページめくりボタンや人間工学に基づいたデザインによって大きな差別化が図られています。
読みやすさのスペックに大きな差はないものの、使い心地は全く異なるので、本記事ではKindle PaperwhiteとKindle Oasisの違いを実機を用いて比較しています。
私が実際に両モデルを使って感じたリアルな感想もお伝えさせていただければと思いますので、ぜひKindle端末選びの参考に役立てていただければ幸いです。
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Kindle PaperwhiteとKindle Oasisのスペック比較
まずは全体像を押さえていただくために、最新モデルのKindle PaperwhiteとKindle Oasisのスペックを比較表にまとめたので見比べていきましょう。
Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|
世代 (発売年) | 第11世代 (2021年) | 第10世代 (2019年) |
本体価格 | 16,980円~21,980円 | 29,980円~40,980円 |
ディスプレイ | [インチ] | 6.8[インチ] | 7
解像度 | [ppi] | 300[ppi] | 300
フロントライト | LED17個 | LED25個 |
サイズ | 174×125×8.1[mm] | 159×141×3.4~8.4[mm] |
重さ | 約205g | 約188g |
容量 | 8GB/16GB/32GB | 8GB/32GB |
インターネット 接続仕様 | Wi-Fi | Wi-Fi/Wi-Fi+4G |
数週間持続 バッテリー | 対応 | 対応 |
充電ケーブル | USB-C | micro USB |
ワイヤレス充電 | シグニチャーエディションのみ | 一部対応非対応 |
色調調整 ライト機能 | 対応 | 対応 |
明るさ自動 調整機能 | 一部 シグニチャーエディションのみ | 対応対応 |
防水機能 | IPX8等級 | ありIPX8等級 | あり
ページめくりボタン | 非搭載 | 搭載 |
人間工学デザイン | 非対応 | 対応 |
画面の自動回転 | 非対応 | 対応 |
端末カラー | ブラック/ライトグリーン/デニムブルー | グラファイト |
キッズモデル | あり | なし |
特徴 | コスパ最強の人気モデル | 高機能のハイエンドモデル |
Kindle Paperwhiteは2021年に第11世代が発売されたことで大幅に性能がアップし、読みやすさの性能に関しては最上位モデルのKindle Oasisとの差がほとんどなくなりました。
Kindle Oasisの方が少しだけディスプレイサイズが大きくて、ちょっと明るいといったくらいですね。
ただし、操作性に関していうと、最上位モデルのKindle Oasisにはページめくりボタンが搭載されており、人間工学に基づいたデザイン設計となっているので、格段に読み心地が異なります。
Kindle PaperwhiteとKindle Oasisの違いは8つ
Kindle PaperwhiteとKindle Oasisを実際に利用してみて感じた違いは以下の8つです。
1.ページめくりボタン
Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|
ページめくりボタン | 非対応 | 対応 |
Kindle OasisはKindle Paperwhiteよりも1万円以上価格が高くなっていますが、価格相応分の読みやすさを提供してくれているのがページめくりボタンです。
ページめくりボタンは最上位モデルのKindle Oasisにしか搭載されていません。
Kindle Paperwhiteも画面をタップすることでストレスなくスイスイ読み進めることができますが、ページめくりボタンがあることでさらに快適に読書することができます。
特に漫画を読む場合はページをめくる速度も速いと思うので、ページめくりボタンがある方が読みやすいです。
2.人間工学に基づいたデザイン
Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|
人間工学デザイン | 非対応 | 対応 |
また、Kindle Oasisは人間工学に基づいてデザインされており、端末の形状もKindle Paperwhiteとは異なります。
特に背面の素材に関してはKindle Oasisはアルミニウムが使われた金属性なので見た目に高級感もありますし、片手で持ちやすいように設計されています。
3.画面の自動回転
Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|
画面の自動回転 | 非対応 | 対応 |
こちらも最上位モデルのKindle Oasisのみに搭載されている機能ですが、画面の自動回転に対応しています。
180度端末を回転させて右手⇄左手に持ちかえたとしても自動で画面の向きを切り替えてくれるので快適です。
4.明るさ自動調整機能
Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhite シグニチャーエディション | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
明るさ自動調整機能 | 非対応 | 対応 | 対応 |
明るさ自動調整機能とは、名前からもイメージできるとおり、周囲の明るさに応じてディスプレイを最適な明るさに調整してくれる機能です。
最上位モデルのKindle OasisとKindle Paperwhiteの特別仕様モデルのシグニチャーエディションには搭載されている機能ですが、通常版のKindle Paperwhiteには搭載されていません。
読書する環境が家や外など頻繁に入れ替わる人にとって便利な機能です!
5.ワイヤレス充電
Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhite シグニチャーエディション | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
ワイヤレス充電 | 非対応 | 対応 | 非対応 |
2021年11月に発売されたKindle PaperwhiteのシグニチャーエディションはKindle端末で初めてワイヤレス充電に対応しました。
専用のワイヤレス充電スタンドに端末を立てかければ、そのまま充電してくれるので、充電切れに悩まされることがなくなります。
また、インテリアとしても映えますし、端末の定位置も定まるので、個人的には地味に便利だと感じています。
6.充電ケーブル
Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|
充電ケーブル | USB-C | micro USB |
Kindle Paperwhiteは充電ケーブルがUSB-Cですが、Kindle Oasisはmicro USBです。
最近のデバイスはUSB-Cタイプが主流になってきているので、Kindle Oasisも次のモデルからUSB-Cに変わるのではないかと推測しています。
7.バッテリー
Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|
バッテリー | 最大10週間 | 最大6週間 |
Amazon公式ではそれぞれのモデルについて明るさ設定13、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合の利用可能時間が記載されています。
それによると、Kindle Paperwhite(第11世代)が最大10週間、Kindle Oasis(第10世代)が最大6週間となっています。
両モデルとも1日30分程度の利用時間であれば、月に1回充電する必要があるかないかのレベルですが、比較するとKindle Paperwhiteの方が電池持ちは良いです。
8.4G回線モデル
Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|
インターネット接続様式 | Wi-Fi | Wi-Fi/Wi-Fi+4G |
Kindle端末は電子書籍の購入時とダウンロード時にインターネット環境が必要となります。
Kindle PaperwhiteはWi-Fiのみしか対応していませんが、Kindle OasisにはWi-Fi+無料4Gのセルラーモデルがあります。
Wi-Fi+無料4Gモデルを購入すれば、Amazonがインターネット環境を無料で提供してくれるので、Wi-Fiがなくてもインターネットに接続できます。
ただし、Wi-Fi+無料4GモデルはKindle Oasisの32GBの広告なししか選べず、Wi-Fiモデルと比べて値段も6,000円高くなります。
家にWi-Fi環境がなくてもスマホのテザリングで十分なので、基本的にはWi-Fiモデルで十分かと思います!
Kindle PaperwhiteとKindle Oasisはどっちがおすすめ?
Kindle PaperwhiteとKindle Oasisはどちらも非常に読みやすさに優れた性能を備えていますが、操作性は大きく異なります。
最後にそれぞれの端末の特徴を踏まえて、どちらの端末を購入するべきかについて私なりの考えを述べさせていただきます。
Kindle Paperwhiteがおすすめな人
以下の特徴に当てはまる方は人気モデルのKindle Paperwhiteをおすすめします。
- 小説やビジネス書を中心に読書する
- コスパを重視したい
- USB-Cで充電ケーブルを統一したい
Kindle Paperwhiteはディスプレイサイズも6.8インチと比較的大きく、解像度も300ppiあるのでくっきりと美しく文字が表示されます。
画面の明るさも申し分ないですし、色調調整ライト機能も備わっているので色の暖かさを変更することも可能です。
第11世代ではページめくりの動作速度も前モデル(第10世代)より20%ほど速くなっており、小説やビジネス書といったテキスト主体の本を読むのであれば十分快適すぎるスペックとなっています。
Kindle Paperwhiteはページめくりボタンは搭載されていませんが、読みやすさの性能はKindle Oasisとほとんど変わらず、値段は16,980円〜21,980円で購入できるのでコスパは非常に高いです。
また、Kindle Paperwhiteは充電ケーブルがUSB-Cに対応しているので、USB-CにこだわるのであればKindle Paperwhiteをおすすめします。
Kindle Oasisがおすすめな人
一方、Kindle Oasisを購入すべき人の特徴は以下になります。
- 漫画をたくさん読む
- 最高の読書環境を手に入れたい
- 4G回線モデルを利用したい
前述のとおり、Kindle Paperwhiteでもかなり快適に読書することができますが、より最高の読書環境を手に入れたい方はKindle Oasisがおすすめです。
ページめくりボタンや人間工学に基づいたデザインによって、Kindle Paperwhiteとの価格差以上の読みやすさを提供してくれます。
特に漫画は小説やビジネス書と比べてページをめくる速度が速いので、ページめくりボタンがあることでスイスイ快適に読み進められます。
また、Wi-Fi+無料4Gモデルも現行ではKindle Oasisのみでしか発売されていないので、セルラーモデルが必要な人はKindle Oasisを購入しておきましょう。
まとめ:より快適な操作性を求めるならKindle Oasis
以上、Kindle PaperwhiteとKindle Oasisの違いを実機で比較しながら紹介させていただきました。
どちらも読みやすさの性能に関しては優れたデバイスですが、
- ページめくりボタンの搭載
- 人間工学に基づいたデザイン
- 画面の自動回転
といった点でKindle Oasisの方がより快適に読書することができます。
とはいえ、Kindle Paperwhiteは価格の割に高機能なコスパ最強の人気モデルですし、ほとんどの人はKindle Paperwhiteで十分読書を楽しめると思います。
一方で、お金を払ってでも最高の読書環境を手に入れたい方は高機能のハイエンドモデルKindle Oasisを買っておいた方が満足度が高いと思います。
ぜひ本記事を参考にKindle Paperwhiteを購入するか、Kindle Oasisを購入するかの判断に役立てていただければ幸いです。
それでは素敵なKindle読書ライフを!