これからKindle端末を購入するにあたって、エントリーモデルの「Kindle(無印)」と人気モデルの「Kindle Paperwhite」のどちらを購入すべきかで迷っていませんか?
どちらのモデルも初めての電子書籍リーダーとしておすすめできますが、両者の特徴や違いを押さえることでより最適なKindle端末を選べるようになります。
そこで本記事では、Kindle(無印)とKindle Paperwhiteの違いを実機を用いて比較しました。
Kindle(無印)とKindle Paperwhiteでは性能が異なりますので、本記事を参考に自分に合ったKindle端末を選んでください。
どっちを購入するか迷った方は「Kindle Paperwhite」がおすすめ!
Kindle Paperwhiteの方がディスプレイサイズが大きく、色調も調整することができ、防水機能も搭載されています。
ただ、小説やビジネス書などのテキスト主体の本を読むのが中心で、価格や端末のコンパクトさにこだわりたいのであれば「Kindle無印」でも十分です!
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Kindle(無印)とKindle Paperwhiteのスペックを比較
まずは全体像を押さえていただくために、最新モデルのKindle(無印)とKindle Paperwhiteのスペックを比較してまとめました。
Kindle(無印) | Kindle Paperwhite | |
---|---|---|
世代 (発売年) | 第11世代 (2024年) | 第12世代 (2024年) |
本体価格 | 19,980円 | 27,980円~32,980円 |
ディスプレイ | 6[インチ] | [インチ] | 7
解像度 | [ppi] | 300[ppi] | 300
フロントライト | LED4個 | LED17個 |
サイズ | 157.8×108.6×8.0[mm] | 176.7×127.6×7.8[mm] |
重さ | 約154g | 約213g |
容量 | 16GB | 16GB/32GB |
インターネット接続仕様 | Wi-Fi | Wi-Fi |
数週間持続バッテリー | 最大6週間 | 最大12週間 |
充電ケーブル | USB-C | USB-C |
ワイヤレス充電 | 非対応 | シグニチャーエディションのみ | 一部対応
色調調整ライト機能 | 非対応 | 対応 |
明るさ自動調整機能 | 非対応 | 一部 シグニチャーエディションのみ | 対応
防水機能 | なし | IPX8等級 | あり
端末カラー | ブラック/マッチャ | ブラック/メタリックブラック/メタリックジェード |
キッズモデル | あり | あり |
特徴 | 低価格のエントリーモデル | 機能に優れた人気モデル |
それぞれのモデルの特徴を簡単に紹介させていただきます!
Kindle無印(第11世代-2024年モデル)の特徴
サイズも小さく軽いので持ちやすい
上位モデルと変わらない文字の読みやすさ
Kindle(無印)はエントリーモデルに位置付けられた端末で、主要な電子書籍リーダーの中でも最も価格が安い点が大きな魅力です。
価格は安くなっていますが、解像度は上位モデルと変わらない300ppiを備えており、読みやすさも申し分ありません。
Kindle Paperwhiteと比べると、明るさや防水の機能で劣るものの、普通に満足して読書できる電子書籍リーダーです。
Kindle Paperwhite(第12世代)の特徴
スクリーンの色調も調整可能
防水機能搭載
Kindle Paperwhiteは様々な機能を搭載しており、多くの人に愛用されている人気モデルです。
ディスプレイサイズは7インチと比較的大きく、小説やビジネス書、漫画など様々な電子書籍を閲覧するのに適しています。
スクリーンの色調を調整できる機能もついているので、色の暖かさも自由に変更できますし、シグニチャーエディションには明るさを自動で調整してくれる機能もついています。
また、防水にも対応しているので、入浴中に読書ができる点も大きな魅力です。
Kindle(無印)とKindle Paperwhiteの大きな違いは6つ
Kindle(無印)とKindle Paperwhiteの違いを1つずつ掘り下げていきたいと思いますが、大きく括ると両者の違いは6つあります。
1.価格
Kindle(無印)とKindle Paperwhiteの違いの1つとして挙げられるのが価格です。
容量 | Kindle 第11世代-2024年 | Kindle Paperwhite 第12世代 |
---|---|---|
16GB | 19,980円【広告なし】 | 27,980円【広告なし】 |
32GB | – | 32,980円【広告なし】 *シグニチャーエディション |
Kindle(無印)はエントリーモデルに位置付けられており、上位モデルのKindle Paperwhiteよりも8,000円安くなっています。
他の6インチサイズの電子書籍リーダーと比較しても、Kindle(無印)が1番価格が安いです!
Kindle Paperwhiteは価格こそ高いですが、素晴らしい機能が充実していて人気のモデルとなっています。
2.明るさ
これまではKindle(無印)とKindle Paperwhiteの解像度に大きな差があり、両モデルの文字の読みやすさは大きく異なっていました。
しかし、Kindle(無印)は2022年10月に第11世代モデルが発売されたことにより、解像度は上位モデルと変わらない300ppiにアップデートされています。
そのため、現在はKindle(無印)とKindle Paperwhiteの文字の読みやすさに差はありません。
ただ、明るさに関しては以下の3つの機能が異なります。
LED搭載数
Kindle 第11世代-2024年 | Kindle Paperwhite 第12世代 | |
---|---|---|
LED搭載数 | 4個 | 17個 |
まずはフロントライトに搭載されているLEDの数ですが、Kindle(無印)は4個であるのに対し、Kindle Paperwhiteは17個となっています。
- フロントライト
-
スクリーン下部に配置されたLEDライトが上方向に画面を照らす構造になっている。
LEDライトの搭載が多いほどより明るくくっきり表示できる。
実際に見比べてみると、ほとんど差は感じず、どちらも明るくて読みやすいです!
色調調整機能
Kindle 第11世代-2024年 | Kindle Paperwhite 第12世代 | |
---|---|---|
色調調整ライト機能 | 非搭載 | 搭載 |
Kindle Paperwhiteには色調調整ライト機能が搭載されていますが、Kindle(無印)にはその機能はありません。
- 色調調整ライト機能
-
スクリーンの色調を明るいホワイトからアンバーへ色の暖かさを調整できる機能
暗所や外出先などでより好みの明るさに調整しやすいのはKindle Paperwhiteです!
明るさ自動調整機能
Kindle 第11世代-2024年 | Kindle Paperwhite 第12世代 | |
---|---|---|
明るさ自動調整機能 | 非搭載 | 一部搭載 *シグニチャーエディションのみ |
Kindle Paperwhiteシグニチャーエディションには明るさ自動調整機能が搭載されています。
- 明るさ自動調整機能
-
周囲の明るさに応じてディスプレイを最適な明るさに調整する機能
明るさ自動調整機能が搭載されていると外部環境が変化してもいつでも快適に読書が楽しめるようになりますよ!
明るさの機能に関してはKindle(無印)とKindle Paperwhiteで大きな差がありますので、明るさにもこだわりたい方はKindle Paperwhiteを購入されることをおすすめします。
比較すると、Kindle Paperwhiteの方が明るさの機能は充実していますが、個人的にはKindle無印でも十分にストレスなく使えています。
3.防水機能
Kindle 第11世代-2024年 | Kindle Paperwhite 第12世代 | |
---|---|---|
防水機能 | 非対応 | 対応 *IPX8等級 |
防水機能はKindle(無印)とKindle Paperwhiteでは大きな差別化になるポイントです。
Kindle(無印)には防水機能が搭載されていませんが、Kindle Paperwhiteには防水機能が搭載されています。
Kindle Paperwhiteの防水性能はIPX8等級(深さ2mの真水に60分沈めても有害な影響がないレベル)を満たしているので、水を全く怖がる必要がありません。
お風呂で読書することができるのはもちろん、アウトドアでも活用の幅が広いのはKindle Paperwhiteです!
4.容量
Kindle 第11世代-2024年 | Kindle Paperwhite 第12世代 | |
---|---|---|
容量 | 16GB | 16GB/32GB |
容量について比較すると、Kindle(無印)は16GBのみ取り扱っているのに対し、Kindle Paperwhiteは16GB、32GBの2つを取り扱っています。
この容量の大小によって、Kindle端末に保存できる本の冊数が異なります。
具体的に容量ごとの格納可能冊数を表にまとめました。
16GB | 32GB | |
---|---|---|
小説 | 4,247冊 | 8,673冊 |
ビジネス書 | 2,120冊 | 4,329冊 |
漫画 | 200冊 | 409冊 |
小説やビジネス書などのテキスト主体の本を読まれる方は16GBでも十分ですが、漫画を読まれる方は32GBを選んでおくべきです。
Kindle(無印)は16GBしか容量が選べませんので、漫画を200冊以上読まれる方は上位機種のKindle Paperwhite(32GB)を購入されることをおすすめします。
5.デザイン
デザイン面に関して言うと、Kindle(無印)とKindle Paperwhiteでは以下の4つに違いがあります。
カラーバリエーション
本体カラー | Kindle 第11世代-2024年 | Kindle Paperwhite 第12世代 |
---|---|---|
通常モデル | ブラック/マッチャ | ブラック |
シグニチャー エディション | – | メタリックブラック/メタリックジェード |
カラーバリエーションですが、Kindle Paperwhiteはブラックとメタリックブラック、メタリックジェードの3色に対し、Kindle(無印)はブラックとマッチャの2色が展開されています。
私は「マッチャ」のKindle(無印)と「メタリックブラック」のKindle Paperwhiteを購入しました!
画面の大きさ
Kindle 第11世代-2024年 | Kindle Paperwhite 第12世代 | |
---|---|---|
ディスプレイ | 6インチ | 7インチ |
ディスプレイサイズはKindle(無印)は6インチであるのに対し、Kindle Paperwhiteは7インチとなっています。
同じ文字サイズで画面を比較すると、よりディスプレイサイズが大きいKindle Paperwhiteの方が画面に収まる文字の量が多くなります。
端末のサイズ感としては、6インチのKindle(無印)は文庫本と同じくらいで、7インチのKindle Paperwhiteはコミックやビジネス書よりも少し小さいです。
ベゼル
Kindle 第11世代-2024年 | Kindle Paperwhite 第12世代 | |
---|---|---|
ベゼル | 段差あり | フラット |
また、細かな違いになりますが、ベゼル(ディスプレイの外枠部分)の仕様が両者で異なります。
Kindle(無印)はディスプレイとベゼルに少し段差がありますが、Kindle Paperwhiteはフラットベゼル(ディスプレイとベゼルが一体化)となっています。
あまり気にならないと思いますが、フラットベゼルの方が画面の手入れは楽です!淵に汚れが溜まる心配もないですし……
重さ
Kindle 第11世代-2024年 | Kindle Paperwhite 第12世代 | |
---|---|---|
重さ | 154g | 213g |
重量に関してはKindle(無印)は154g、Kindle Paperwhiteは213gなので、Kindle(無印)の方が60gほど軽いです。
【参考】iPhone16の重さが170gですので、Kindle(無印)はiPhoneよりも少し軽く、Kindle PaperwhiteはiPhoneよりも少し重いと考えていただけたら……
Kindle(無印)はサイズもコンパクトで重量も軽いのでかなり持ち運びやすい!
6.バッテリー
Kindle 第11世代-2024年 | Kindle Paperwhite 第12世代 | |
---|---|---|
バッテリー | 最大6週間 | 最大12週間 |
バッテリーは明るさ設定13、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合、Kindle(無印)が最大6週間持つのに対し、Kindle Paperwhiteは最大12週間持ちます。
どちらも非常に電池持ちは優秀ですが、Kindle Paperwhiteの方がより充電する回数を減らせそうです。
シグニチャーエディションならワイヤレス充電にも対応しています!
Kindle(無印)とKindle Paperwhiteはどっちがおすすめ?
これまでKindle(無印)とKindle Paperwhiteの違いを比較してきましたが、両モデルの特徴は大きく異なることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
最後にそれぞれの端末の特徴を踏まえて、どちらの端末を購入すべきかについて私なりの考えを述べさせていただきます。
Kindle(無印)がおすすめな人
以下の特徴に当てはまる方はエントリーモデルのKindle(無印)をおすすめします。
- とにかく安くKindle端末を購入したい
- 端末の軽さを重視したい
Kindle無印(第11世代-2024年モデル)は約2万円の価格で購入できる点に大きな魅力があります。
第11世代より端末スペックも大幅に進化し、特に解像度が300ppiになったことで、これまで感じていた文字の読みづらさも解消されました。
また、現行のモデルの中では最も軽量でコンパクトな端末ですので、携帯性にも優れています。
防水機能や明るさの調整機能は上位モデルに劣りますが、それらの機能が不要でとにかく安く購入したい方はKindle(無印)を購入することをおすすめします。
Kindle Paperwhiteがおすすめな人
一方、Kindle Paperwhiteを購入すべき人の特徴は以下になります。
- 明るさの機能にもこだわりたい
- お風呂で本を読みたい
- 少しでも大きい画面で読みたい
- 漫画をたくさん読むつもり(32GB推奨)
Kindle PaperwhiteはKindle(無印)と比べて画面の大きさや明るさ、色合いなどの性能が優れているので、より快適な読書環境を手に入れたい方におすすめです。
また、防水機能については現行のモデルにおいてKindle Paperwhiteにしか搭載されていないので、お風呂で読書を楽しみたい方もKindle Paperwhiteの購入を推奨します。
そして、漫画をたくさん読みたいと考えている方はより多くの冊数を格納できる32GBのKindle Paperwhite(シグニチャーエディション)を購入しておいた方が良いでしょう。
Kindle Paperwhiteの価格は27,980~32,980円とやや高めではありますが、人気モデルと言われるだけあって買って後悔する人は非常に少ないです。
Kindle Paperwhiteは人気で在庫切れになっていることも多々あるので、在庫があるうちに購入しておきましょう!
まとめ:Kindle(無印)とKindle Paperwhiteの違い
以上、Kindle(無印)とKindle Paperwhiteの違いを実機で比較しながら紹介させていただきました。
両モデルに関しては役割がしっかりと明確に分かれているので、本記事を参考に自分に適したKindle端末を購入して電子書籍を楽しんでください。
①価格
→Kindle無印(第11世代-2024年モデル)の方が8,000円安い!
②明るさ
→Kindle Paperwhiteなら色調(色の暖かさ)も変更可能!シグニチャーエディションなら明るさも自動で調整
③防水機能
→Kindle Paperwhiteならお風呂で読書も楽しめる!
④容量
→Kindle Paperwhiteシグニチャーエディションなら32GBも選べる!漫画をメインで楽しむなら大容量ほしい
⑤デザイン
→Kindle(無印)は軽くてコンパクト!Kindle Paperwhiteはバランスに優れた7インチサイズ!
⑥バッテリー
→Kindle(無印)は最大6週間、Kindle Paperwhiteは最大12週間
テキスト主体の本を中心に読み、とにかく安くKindle端末を購入したい方は「Kindle(無印)」がおすすめです。
\安くて軽い!完成度高いエントリーモデル/
コンパクトさにこだわりたい方にもおすすめ!
比較的大きな画面で電子書籍を読み、明るさの調整や防水機能が必要な方は「Kindle Paperwhite」がおすすめです。
\防水機能も搭載!機能に優れた人気モデル/
最新のモデルは反応速度もめちゃくちゃ早いですよ!