Kobo NiaはKobo端末の中でも最も価格が安いエントリーモデルです。
電子書籍リーダーとしては価格が安い部類に属するため、「電子書籍を読むのに十分なスペックを有しているのだろうか?」と不安に感じている方もいらっしゃると思います。
本記事では、現行のKobo端末を全て所有している私がKobo Niaの使用感を正直にレビューさせていただきます。
結論、Kobo Niaは電子書籍を読むための基本的な機能を有しており、初めて電子書籍端末を購入しようと考えている人におすすめの1台です。
Kobo Niaの購入を検討している方はぜひ本記事を参考にしていただけると幸いです。
2024年4月に当モデルは発売終了となりました。現在はメルカリでお買い求めいただけます。
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Kobo Niaの外観
まずはKobo Niaの外観から。
端末本体は6インチのコンパクトなサイズで、デザインもシンプルな黒カラーです。
背面にはRakuten Koboのロゴマークが印字されています。
端末の重さは170gで、だいたいスマホと同じくらいの重さだと思ってください。【参考:iPhone14…206g】
軽くてコンパクトな端末であるため、手が小さい私でも十分片手で掴めます。
長時間手に持って読書をしても疲れません!
Kobo Niaはお手頃価格で基本機能が充実
Kobo Nia | |
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発売年 | 2020年7月 |
価格 | 14,800円 |
ディスプレイ | 6インチ |
タッチスクリーン | Carta E Ink HD |
解像度 | 212ppi |
容量 | 8GB |
フロントライト | ComfortLight |
サイズ | 159.3×112.4×9.2mm |
重さ | 170g |
バッテリー | 数週間利用可能 |
充電ケーブル | micro USB |
防水機能 | 非対応 |
端末カラー | ブラック |
Kobo Niaの価格は14,800円。
現行のKobo端末の中では最も安く、15,000円程度で購入できる点は魅力です。
以前は10,978円でしたが、4,000円ほど値上がりしてしまいました……
エントリーユーザー向けに作られたモデルなので、上位モデルに搭載されている防水機能やナチュラルライト(暖色系のフロントライト)はありませんが、電子書籍を読む上での基本的な機能は充実しています。
エントリーモデルであるが故の解像度の低さ(212ppi)と最小限に抑えられた容量(8GB)が気になる人もいると思うので、この2点について詳しくレビューさせていただきます。
解像度は212ppiだが、十分読みやすい
解像度は文字の読みやすさを表す項目で、ppi(pixels per inch)が高いほどより繊細に見えます。
Kobo端末の上位モデルでは300ppiの解像度が備わっていますが、Kobo Niaの解像度は212ppiです。
ただ、212ppiだからといって文字が見づらい訳ではなく、テキスト主体の本であれば十分読みやすいです。
文字の大きさも変えれますし、実際にKobo Niaで本を読んでも読みづらいとは感じませんね!
300ppiある方がより文字がくっきりしていて読みやすいのは間違いありませんが、比較してみるとそこまで大きな違いは感じないのではないでしょうか。
テキスト主体の本なら8GBでも十分
Kobo Niaはエントリーモデルであるため、容量も最小限の8GBで構成されています。
「8GBだと全然容量が足りないのでは……」と不安に感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、テキスト主体の本なら8GBでも十分です。
楽天ブックスの公式によると、8GBの容量ではテキストベースの本は約6,000冊、漫画は約150冊格納できます。
漫画をたくさん読む人にとっては少し物足りないですが、小説やビジネス書などを中心に読む人ならそこまで容量を気にする必要はありません。
Kobo Niaの気になるところ
Kobo Niaを使ってみて気になった点は以下の2つです。
電源ボタンが押しづらい
Kobo Niaは電源ボタンが押しづらいです。
通常、電源ボタンは押しやすいように出っ張っているものが多いですが、Kobo Niaの電源ボタンはわずかにへこんでいます。
割とピンポイントで押さないと電源のオン/オフが切り替えられないのはちょっと使いづらいです。
Kobo端末の上位モデルは端末の背面に電源ボタンが搭載されているので、電源ボタンの位置も大きく異なっています。
充電ケーブルがmicro USB
Kobo Niaのもう1つ残念な点が充電方式がmicro USBであること。
最近発売されているデバイスの充電ケーブルはUSB-Cが主流ですし、できれば充電ケーブルの種類を増やしたくない方は多いのではないでしょうか。
普段からmicro USBのケーブルを利用している人にとっては問題ありませんが、利用していない人は充電ケーブルが1本増えます。
とはいえ、Kobo Niaはバッテリー持ちも良いので、そこまで充電する機会は多くないと思います!
Kobo Niaを購入すべき人
これまでの内容を踏まえて、Kobo Niaを購入すべき人の特徴をまとめると以下のようになります。
- とにかく安い電子書籍端末が欲しい
- 小説やビジネス書などのテキスト主体の本しか読まない
- 防水機能はいらない
Kobo Niaはエントリーモデルとして安い価格設定になっていますが、電子書籍を読むにあたっての基本的な機能は十分に備わっています。
そのため、小説やビジネス書などのテキスト主体の本しか読む予定がなく、とにかく安く電子書籍端末を購入したい方にピッタリの1台です。
ただし、Kobo Niaはエントリーモデルであるため、上位モデルに搭載されている防水機能や色調を調整する機能は付いていないので、その点はご注意ください。
防水機能が必要な方でテキスト主体の本を読む人は「Kobo Clara 2E」を、漫画をたくさん読みたい人は「Kobo Libra 2」を購入すると良いでしょう。
まとめ:Kobo Niaは最初の1台にピッタリ!
以上、Kobo Niaを利用して感じたことを正直にレビューさせていただきました。
Kobo Niaは10,000円ちょっとで買える安い価格帯が魅力でありながら、電子書籍を読む上での基本的な機能は充実しているエントリーモデルです。
記事内でもお伝えしたように、解像度は212ppiでも文字は読みやすいですし、テキスト主体の本であれば8GBの容量でも十分に格納できます。
防水機能が不要で、小説やビジネス書などテキスト主体の本しか読まないのであれば、Kobo Niaは非常にいい選択肢です。
電子書籍リーダーの最初の1台としてもおすすめできる端末ですので、ぜひKobo Niaで電子書籍を楽しんでください。