2024年5月にKobo端末は新しく3つのモデルが発売されました。
中でもKobo Clara シリーズは大きく刷新され、「Kobo Clara BW」と「Kobo Clara Colour」の2機種が発売されています。
Kobo Clara BWはエントリーモデルでありながらスペックが非常に優秀ですし、Kobo Libra Colourはカラーで電子書籍を楽しめる点が魅力です。
本記事では、Kobo Clara BWとKobo Clara Colourを実際に使って感じた魅力や気になる点を正直にレビューしていきます。
私はこれまでに累計で14台の電子書籍リーダーを利用しており、現行のKobo端末も全て所有しています!
Kobo Clara BWとKobo Clara Colourの違いについても解説していきますので、新しいKobo Clara シリーズが気になっている方はぜひ参考にしてください。
\基本機能を搭載したエントリーモデル/
\カラー対応したエントリーモデル/
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Kobo Clara BW & Colourの外観
Kobo Clara BWとKobo Clara Colourはこのようなパッケージで届きます。
端末のイメージ通り、Kobo Clara BWは白黒を基調としたデザインで、Kobo Clara Colourはカラフルなデザインになっていますね!
パッケージを開封した後の付属品はどちらも同じです。
- 端末本体
- 充電ケーブル(USB-C)
- 取扱説明書
これから端末の外観を紹介していきますが、Kobo Clara BWとKobo Clara Colourは見た目やサイズ、重量など全て同じです。
同じボディだけど、白黒で読めるのが「Kobo Clara BW」、カラーで楽しめるのが「Kobo Clara Colour」だと思ってください!
ということで、ここでは代表してKobo Clara BWの外観を紹介させていただきます。
本体カラーはブラック一色で、電子書籍リーダーとして王道のシンプルなデザインです。
背面のカラーも同じようにブラックで、左上に電源ボタン、右上にはRakuten Koboのロゴがデザインされています。
重量は175gで、スマホと同じくらいの軽さです。【参考:iPhone15…171g】
ディスプレイサイズは6インチで、サイズ感としては一般的なビジネス書よりは一回り小さく、文庫本とほぼ同じです。
非常にコンパクトなサイズなので、手が小さい私でも十分片手で掴めます。
長時間手に持って読書を続けたとしても疲れることはありません!
前モデル(Kobo Clara 2E)からの進化点
前モデルにあたる「Kobo Clara 2E」との違いが気になる方もいると思うので、「Kobo Clara 2E」「Kobo Clara BW」「Kobo Clara Colour」のスペックを表にまとめました。
Kobo Clara 2E | Kobo Clara BW | Kobo Clara Colour | |
---|---|---|---|
発売年 | 2022年9月 | 2024年5月 | 2024年5月 |
価格 | 20,900円 | 20,980円 | 24,800円 |
ディスプレイ | 6インチ | 6インチ | 6インチ |
タッチスクリーン | Carta E Ink HD 1200 | Carta E Ink HD 1300 | E Ink Kaleido™ 3 |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 【白黒】300ppi 【カラー】150ppi |
容量 | 16GB | 16GB | 16GB |
フロントライト | ComfortLight PRO | ComfortLight PRO | ComfortLight PRO |
サイズ | 159×111×8.3mm | 160×112×9.15mm | 160×112×9.15mm |
重さ | 172g | 175g | 174g |
バッテリー | 数週間利用可能 | 数週間利用可能 | 数週間利用可能 |
充電ケーブル | USB-C | USB-C | USB-C |
防水機能 | 対応 IPX8等級 | 対応 IPX8等級 | 対応 IPX8等級 |
端末カラー | ディープオーシャンブルー | ブラック | ブラック |
表をご覧いただければお分かりの通り、前モデルからの進化点は少ないです。
唯一、前モデルから進化したと言えるのがディスプレイに採用されているタッチスクリーンです。
Kobo Clara BWは「Carta E Ink HD 1300」を搭載
前モデルのKobo Clara 2Eは「Carta E Ink HD 1200」のタッチスクリーンを搭載していましたが、Kobo Clara BWは「Carta E Ink HD 1200」を搭載しています。
これにより、従来のスクリーンよりもコントラストと反応速度が向上しました。
正直なところ、コントラストについては違いが分かりませんが、ページの切り替わりは速くなっていることが実感できます!
\基本機能を搭載したエントリーモデル/
Kobo Clara Colourは「E Ink Kaleido 3」を搭載
Kobo Clara Colourは「E Ink Kaleido 3」タッチスクリーンを搭載し、カラーで電子書籍が読めるようになりました。
これまでずっと白黒で電子書籍を読んでいたので、カラーで読めるのは感動が大きいです!
「E Ink Kaleido 3」は既にBOOX Tab Mini Cなどで利用されており、グレースケールは16段階、カラーは4,096色で表示されます。
解像度は白黒表示で300ppi、カラー表示だと150ppiとなります。
\カラー対応したエントリーモデル/
Kobo Clara BW & Colourの魅力
実際にKobo Clara BWとKobo Clara Colourを使って感じた魅力を3つ紹介します。
- エントリーモデルでありながらスペックが優秀
- 軽くて小さいコンパクトなモデル
- カラーで電子書籍が楽しめる *Kobo Clara Colour
エントリーモデルでありながらスペックが優秀
Kobo Clara シリーズはKobo端末においてエントリーモデルの位置付けですが、スペックは非常に優秀です。
解像度は主要な電子書籍リーダーの中で最も高い300ppiとなっており、文字がくっきりしていて読みやすいですし、細かな描写も楽しめます。
ライトも上位モデルと同じComfortLight PROが搭載されています。
周囲の環境に合わせて自動で明るさを調整することも可能なので、昼間は明るい白色で、夜は温かなナチュラルライトで読書を楽しめますよ!
容量もエントリーモデルとしては十分な16GBを備えており、テキストベースの本は約12,400冊、コミックは約248冊格納できます。
さらには防水機能も搭載されているので、お風呂で読書を楽しむことも可能です。
スペック面で言えば、Kindle端末の人気モデル「Kindle Paperwhite」とほぼ同じ!
軽くて小さいコンパクトなモデル
Kobo Clara シリーズは軽くて小さいコンパクトなモデルである点も魅力です。
6インチサイズなので片手でしっかり掴めますし、重さも174gと軽くなっています。
軽くて薄いのでカバンに入れてもかさばらないですし、持ち運びもしやすいです!
\基本機能を搭載したエントリーモデル/
カラーで電子書籍が楽しめる
Kobo Clara ColourはE Ink Kaleido 3タッチスクリーンを搭載し、カラー対応しましたが、カラーで電子書籍を楽しめるのは最高です。
小説やビジネス書は本文が黒文字で記載されていることが多いですが、本の表紙がカラーになっただけでもすごくワクワクしますし、挿絵や図解も視覚的に楽しめるようになりました。
小説やビジネス書も意外とカラーの恩恵が大きいと実感しました!
また、なんといっても格別なのがカラー版の漫画です。
実際にカラー版の『DEATH NOTE』を読んでみたところ、色鮮やかで視覚的に楽しめて最高でした。
電子ペーパー特有の柔らかな色調で、どんな色もしっかりと表現できていて個人的には十分読みやすかったです!
\カラー対応したエントリーモデル/
Kobo Clara BW & Colourの気になるところ
一方、Kobo Clara BWとKobo Clara Colourを使ってみて気になった点は以下の2つです。
エントリーモデルだけど、価格は2万円超え
Kobo Clara シリーズはエントリーモデルでありながら優秀なスペックを有していることをお伝えしましたが、価格は2万円を超えてきます。
- Kobo Clara BW:20,980円
- Kobo Clara Colour:24,800円
前モデルのKobo Clara 2Eも価格は20,900円だったので、決して値上げした訳ではありません!
以前は廉価モデルの「Kobo Nia」が14,800円で発売されていましたが、現在は最安モデルが「Kobo Clara BW」になるので、1万円台で購入できなくなったのは残念ですね。
ただ、2万円の予算が出せる方はエントリーモデルとしては十分すぎるくらい優秀なスペックを有しているので、Kobo Clara シリーズの購入をおすすめします。
漫画を楽しむには画面サイズが小さい
Kobo Clara シリーズは6インチサイズのコンパクトさが魅力ですが、漫画を楽しむには画面サイズが小さいと感じるかもしれません。
6インチサイズの端末は漫画を1ページ(片面)ずつ読むように設計されているので、見開きページや独特な構図のコマが読みにくくなっています。
とはいえ、描写自体は綺麗ですし、片面ずつでも十分漫画を楽しめます!
ただ、漫画は画面サイズが大きい方がより迫力がありますし、ページめくりボタンが搭載されているモデルだとより快適に読めるので、漫画をメインで楽しみたい方はカラー対応の上位モデル「Kobo Libra Colour」がおすすめです。
Kobo Clara BWとKobo Clara Colour買うならどっち?
最後に本記事のまとめとして、Kobo Clara シリーズを購入すべき人の特徴を紹介します。
- テキストベースの本を中心に読む
- 小型で軽量の電子書籍リーダーが欲しい
- お風呂でも読書を楽しみたい
Kobo Clara シリーズはエントリーモデルでありながら、非常に高い解像度(300ppi)を有しているので、小説やビジネス書などテキスト主体の本は読みやすいです。
端末のサイズも6インチと小型で重さも174gと軽量なので、コンパクトさを重視する方におすすめです。
持ち運びもしやすいですし、長時間手に持って読んだとしても疲れません!
また、防水機能も搭載されているので、お風呂で読書を楽しみたい方にもおすすめできます。
Kobo Clara シリーズは「Kobo Clara BW」と「Kobo Clara Colour」の2モデルが発売されていますが、違いはカラー表示に対応しているかどうかだけです。
白黒で読めれば十分という方は「Kobo Clara BW」を購入しましょう。
\基本機能を搭載したエントリーモデル/
カラーでより視覚的に楽しみたい方は「Kobo Clara Colour」を購入しましょう。
\カラー対応したエントリーモデル/
本記事が少しでも参考になれば幸いです。ぜひ楽天Kobo端末で電子書籍を楽しんでください。