Kindle史上最高の読み心地を実現した最上位モデル「Kindle Oasis」。
エントリーモデルの「Kindle(無印)」やコスパ最強の人気モデル「Kindle Paperwhite」も読書に専念しやすい端末設計となっていますが、ハイエンドモデルの「Kindle Oasis」を使えばもう1ランク上の読書環境が手に入ります。
本記事では、これまでKindle(無印)やKindle Paperwhiteを利用してきた私が最上位モデルのKindle Oasis(第10世代)を使ってみた感想をレビューしています。
- Kindle Oasisの使用感
- Kindle Oasisのメリット・デメリット
- Kindle Oasisの評判(口コミ)
をまとめておりますので、Kindle Oasis(第10世代)が気になっている人はぜひ参考にしてください。
結論、Kindle Oasisは価格は高いものの、価格相応の読書環境が手に入れられるので、読書にこだわりたい人にとって最高のデバイスです。
- ページめくりボタン搭載によりスイスイ読み進められる
- 読みやすさはKindle端末の中でも最高スペック
- 最上位モデルならではの高級感が感じられる
- 画面の反転ができる
- Kindle端末の中でも画面サイズが最も大きい
- 価格が高い
- 縦横の画面回転は手動で行わなければならない
- 充電ケーブルはmicro-USB
- 背面素材が少し冷たい
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Kindle Oasis(第10世代)の外観
まずはKindle Oasis(第10世代)の外観を見ていきましょう。
なんといっても特徴的なのが、端末にページめくりボタンが2つ搭載されている点です。
また、ディスプレイサイズも7インチと現行のKindle端末モデルの中で最も大きな画面となっています。
背面も下位モデルのKindle端末と違って特徴的です。
背面の素材はアルミニウムが使われた金属性となっており、片手持ちしてページめくりボタンが押しやすいデザイン設計となっています。
側面は片方にmicro USBの充電ポート、もう片方に電源ボタンが備わっています。
Kindle Oasis本体の重さは187gで感覚的にはスマートフォンと同じくらいの軽さです。【参考:iPhone15(171g)】
ちょっと意外ですが、Kindle Paperwhite(205g)よりも軽いんです!
Kindle Oasisを使って感じた5つのメリット
では実際にKindle Oasis(第10世代)を利用してみて感じた魅力を5つ紹介します。
1.ページめくりボタンでスイスイ快適に読書ができる
Kindle端末の中でもKindle Oasisにしか備わっていないのが”ページめくりボタン”。
実際に使ってみると分かりますが、ページめくりボタンのおかげでスイスイ快適に読書ができるようになります。
特に漫画を読む場合はページをめくる速度が速いため、毎回画面をタップせずにボタンをポチポチ押すだけでページがめくれるのは快適です。
また、ビジネス書を読む場合でも片手持ちがしやすいうえに、すぐにボタンを押せる位置に指が乗っているのでスムーズに読書することができます。
ちなみにページめくりボタンの「次のページ」と「戻る」は設定で逆に変更することが可能です。
快適で読みやすさを追求した人間工学に基づいたデザイン!
2.最高スペックが揃った読みやすさ
Kindle Oasisは読みやすさのスペックもKindle史上最高の仕上がりとなっています。
現行のKindleモデルの見やすさに関わるスペックを比較
Kindle(無印) 第11世代 | Kindle Paperwhite 第11世代 | Kindle Oasis 第10世代 | |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 6[インチ] | [インチ] | 6.8[インチ] | 7
解像度 | [ppi] | 300[ppi] | 300[ppi] | 300
フロントライト | LED4個 | LED17個 | LED25個 |
色調調整ライト機能 | 非対応 | 対応 | 対応 |
明るさ自動調整機能 | 非対応 | 一部 シグニチャーエディションのみ | 対応対応 |
- ディスプレイ
- ディスプレイの画面サイズが大きい端末ほどより広々とした画面で読書を楽しむことができる。
- 解像度
- ppi(pixels per inch)が高い方がより繊細に見える。
Kindle(無印)よりもKindle Paperwhite、Kindle Oasisの方がよりくっきりと美しく文字が表示される。 - フロントライト
- スクリーン下部に配置されたLEDライトが上方向に画面を照らす構造になっている。
LEDライトの搭載が多いほどより明るくくっきり表示できる。 - 色調調整ライト機能
- スクリーンの色調を明るいホワイトからアンバーへ色の暖かさを調整できる機能
- 明るさ自動調整機能
- 周囲の明るさに応じてディスプレイを最適な明るさに調整する機能
ディスプレイサイズも最も大きく、解像度は300ppi備わっているので、ビジネス書はもちろんのこと、漫画の細かい描写もくっきりと表示されるので非常に読みやすいです。
ルビ(振り仮名)までハッキリ見えます!
フロントライトのLED搭載数も25個と最多なのでかなり明るく表示することができます。
また、色調調整機能が備わっているので色の暖かさを変更することができますし、自動で明るさを調整してくれる機能も備わっているので、より自分にとって読書しやすいように見やすさを追求できます。
さらにページめくりやハイライトといった動作も非常にサクサクと動いてくれるので、読書をしていてストレスを感じることがありません。
3.最上位モデルならではの高級感
見た目やデザインの話になりますが、Kindle Oasisは最上位モデルにふさわしい高級感があるので所有欲が満たされます。
特に背面の素材は金属性(アルミニウム)が使われており、つるつるしていて冷たい触り心地が良いんですよね。
対して、Kindle(無印)やKindle Paperwhiteの背面はプラスチックやラバーのような質感となっており、高級感はありません。
形状に関してもKindle Oasisは人間工学に基づいたシャープなデザインとなっているので、やはり最上位モデルを所有しているという実感が湧きます。
端末の見た目やデザインも読書のモチベーションに多少影響があるので大事なポイント!
4.画面を反転できる
Kindle Oasisは画面の反転を認識して調整してくれるので、手を持ちかえて読書するのもスムーズです。
どちらの手で持っていても非常に読みやすいです!
また、画面の向きを設定すれば横向きの画面で読書することも可能です。
5.Kindle端末の中でも画面サイズが最も大きい
Kindle Oasisは現行モデルの中でも最も大きなディスプレイサイズ(7インチ)となっているので、より大きな画面で読書を楽しめます。
特に見開きで漫画を読む場合も紙とほとんど変わらない読み心地を実現できています。
解像度も300ppiあるので非常に細かな描写もきれいですし、ページめくりボタンがあって動作もサクサクなので漫画を読むには最高のデバイスです。
Kindle Oasisを利用して感じた4つのデメリット
一方、Kindle Oasis(第10世代)を利用してみて感じたデメリットが以下の4つです。
1.価格が高い
最高の読書環境が手に入るKindle Oasisですが、一番ネックになるのは価格の高さではないでしょうか。
Kindle Oasisの価格は最安モデルのKindle(無印)と比べると約3倍、Kindle Paperwhiteと比べると約2倍です。
Kindle(無印) | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
8GB | ー | 広告あり:16,980円 広告なし:18,980円 | 広告あり:29,980円 広告なし:32,980円 |
16GB | 広告あり:12,980円 広告なし:14,980円 | 広告あり:17,980円 広告なし:19,980円 | |
32GB | シグニチャーエディション 21,980円 | 広告あり:31,980円 広告なし:34,980円 |
機能性を重視して読書にこだわりたい方にはKindle Oasisをおすすめできますが、価格にこだわりたいという方であれば下位モデルで十分かもしれません。
2.縦横の画面回転は手動
Kindle Oasisは縦画面での回転は自動で行ってくれますが、縦画面⇄横画面の切り替えは手動でやらなければなりません。
読む本がビジネス書だけ、漫画だけとはっきりしていれば調整する必要はありませんが、私のようにビジネス書は縦画面で、漫画は横画面で読みたいといった人は都度調整が必要です。
とはいっても、端末上で画面の向きを変更するだけなので操作自体は簡単にできます。
【手順】画面の上部をタップ。「Aa」→レイアウト→方向
同じ7インチでページめくりボタンが搭載されている競合のKobo Libra 2は縦横の画面回転が自動でできるんですよね……
3.充電ケーブルがmicro USB
Kindle Oasis(第10世代)の充電方式はmicro USBです。
最近発売されているデバイスの充電方式はUSB-Cタイプが多くなっていますし、充電ケーブルをUSB-Cで統一したい人にとっては残念なポイント。
Kindle Oasis(第10世代)は2019年に発売されたモデルなので、おそらく次のモデルでは充電方式がUSB-Cに変更されるのではないかと思っています。
Kindle Paperwhiteも第10世代(2018年発売)から第11世代(2021年発売)でmicro USBからUSB-Cに変更されています!
充電ケーブルがmicro USBである点は残念ですが、Kindle Oasisはバッテリー持ちも良いので充電する機会は少ないですし、そこまで気にする必要はありません。
また、充電ケーブルをUSB-C1本で統一したい方は下記の変換アダプターを利用するのがおすすめです。
4.背面素材が少し冷たい
Kindle Oasisの背面は金属性(アルミニウム)で高級感があるデザインとなっているものの、少しつるつるとひんやりした触り心地となっています。
特に冬場の冷えた時期にKindle Oasisの背面を触ると冷たく感じます。
背面の冷たさが気になる人はカバーをつけることで解消できるのでカバーをつけておきましょう。
カバーをつけることでより滑りにくくもなりますし、いざというときにKindle Oasisを保護してくれるので安心です。
私もAmazon純正のファブリックカバーを付けています!
Kindle Oasisを利用している人の評判(口コミ)
ここまでは私の実体験をもとにKindle Oasisのレビューを行ってきましたが、他の利用者の方がどのように感じているのか気になっている人も多いと思います。
実際にKindle Oasisを利用している方々の評判(口コミ)をTwitterで調査しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
Kindle Oasisの良い評判(口コミ)
紙本派のわたくし、一ヶ月Kindle oasisを使ってみて、Kindleとどう違うか試してみました。
— 柊サナカ (@hiiragisanaka) August 31, 2021
まず圧倒的に便利なのは物理ボタン。速読派のみなさんはKindleの挙動には耐えられないと思うのですが(私も)物理ボタンは押すとサクサク動くので良いです。指のとっかかりがあるのもいい。風呂読書が捗ります pic.twitter.com/DiCjpj8WQC
Kindle Oasisを買ったんだけど想像以上にゴキゲンな端末だった。これまでPaperwhiteは何回か買ってそのたびにイラネってなって売ってたんだけど、これは別格。操作感も良いしたくさん入る
— さんご先生㊙️情報 (@minasesango) February 24, 2021
Kindle Oasisが良いのは「持つとこ」がちゃんと付いてるとこなんだよな… 「これ持つとこつけた方が良くない?」って言ったデザイナーを評価してほしいし、全ての携帯端末に「持つとこ」が搭載されるべき pic.twitter.com/dEH8Tvaaoc
— あずま (@sngazm) June 15, 2019
良いという話は聞いていたけどいくらなんでも高すぎナリよ…でお馴染みのKindle oasisがプライムデーでアレだったのでソレした。
— Three (@Three_mod) October 19, 2020
軽い速い綺麗+防水でとても捗る🙆♂️ pic.twitter.com/DvS5w57QSV
最近の良い買い物はkindle oasis です。
— 金子唯史 リハビリ施設 経営者 (@thinkable77) March 1, 2020
他のKindleや携帯で見るより遥かに見やすく使いやすいです。 pic.twitter.com/fM8qAW2TyD
ちょっと待って。Oasis届いたんだけど。これさー。これさー。想像の百倍ぐらいいいもんだぞ。実店舗とかにサンプル置いたらバカ売れするのでは。Kindleでたくさん本読むならこれ絶対ほしい。多分ここ数年で買ったもののなかで一番満足度高いかも。はー。良い。良いぞ。
— のぼらないでね (@wereyak) September 3, 2018
Kindle Oasisを買ってよかったと感じている人はページめくりボタンや人間工学に基づいたデザインを絶賛しています。
私もKindle PaperwhiteとKindle Oasisの両端末を利用していますが、ページめくりボタンの有無によってこんなに操作感が違うのかと驚いています。
少しでも快適にページを読み進めたい人にはKindle Oasisをおすすめします。
Kindle Oasisの悪い評判(口コミ)
届きました!!!!
— 藤堂ゆかり (@Butterfly017) January 11, 2021
kindle oasis!!
高かった…………😭😭😭
高い分、使い倒すわよ!!! pic.twitter.com/A5fOxGTbjx
Kindle Oasis高いなぁ
— ゆころり (@yukororiin) March 25, 2021
それだけの性能なのか…
夜は寒くなってきたので Kindle oasis が冷たい。カバー買おうかな
— nabetama (@nabetama) November 16, 2019
読書専用タブレット「Kindle Oasis」は機能の割にクソ高いけど使用感は最the高。Kindle PaperWhiteで感じてたページめくりのストレスが、物理ボタン搭載により一気に解消。動作速度もアップしてる。片手で持てる軽さは維持できてるし、あとは充電用端子をtypeCにしてくれたら言うこと無しだ。 pic.twitter.com/Z80EMWBYCt
— kikyow💟 (@kikyowchan) September 14, 2020
kindle oasisを買って良かったのは目が全然疲れないこと
— オネーギン_minimalist志望 (@oneginchan) February 12, 2018
ほんとに紙の本と一緒だ
バックライトは絶対必要
これ以上小さいと読みにくい
PDF化した自分の本をためておける
そしてiPadより全然軽い
電池の持ちはWifiオフにして1-2週間くらい
ちょっと困るのは、冬に冷たい
手袋して読んでる pic.twitter.com/pxBZDfleMg
kindle oasis買わない理由はtype-cじゃないから
— xiriya (@xiriya39) October 27, 2020
電子書籍端末として最高のスペックを備えているKindle Oasisですが、やはり価格の高さはネックなポイント。
とはいえ、高い買い物にはなってしまうものの、Kindle Oasisを購入して満足されている方はとても多いです。
また、カバーをつけずにKindle Oasis本体のみで利用していると、背面素材が冷たいと感じる人が多いようです。
背面素材が冷たいと感じる人はKindle Oasisにカバーを装着しましょう!
Kindle PaperwhiteとKindle Oasisの違いは?
Kindle Oasis(第10世代)とKindle Paperwhite(第11世代)のどちらを購入しようか悩んでいる人もいらっしゃると思います。
Kindle Oasis(第10世代)とKindle Paperwhite(第11世代)は以下の表に記載の7点が異なります。
Kindle Paperwhite 第11世代 | Kindle Paperwhite シグニチャーエディション | Kindle Oasis 第10世代 | |
---|---|---|---|
ページめくりボタン | 非対応 | 非対応 | 対応 |
人間工学デザイン | 非対応 | 非対応 | 対応 |
画面の自動回転 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
明るさ自動調整機能 | 非対応 | 対応 | 対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 対応 | 非対応 |
充電ケーブル | USB-C | USB-C | micro USB |
回線 | Wi-Fi | Wi-Fi | Wi-Fi/Wi-Fi+4G |
これまで紹介してきたページめくりボタンや人間工学に基づいたデザイン、画面の自動回転などの機能が搭載されている点でKindle Oasis(第10世代)の方が操作性は優れています。
Kindle Paperwhite(第11世代)も非常に優れたデバイスですが、よりスイスイと快適に読書をしたい方はKindle Oasisを購入する価値があります。
Kindle PaperwhiteとKindle Oasisの違いは下記の記事で詳細を比較しておりますので、気になる方は併せて参照ください。
Kindle Oasis(第10世代)を購入するべき人
価格は高いものの、実際の利用者からの評判も高い「Kindle Oasis(第10世代)」。
特に以下のような方におすすめです。
- 最高の読書環境を手に入れたい
- 外に持ち運んで読書をしたい
- 電子書籍で漫画をたくさん読みたい
Kindle Oasisは読みやすさの性能がKindle史上最高の仕上がりとなっており、ページめくりボタンの搭載や人間工学に基づいたデザインも加わっているので最高の読書環境が手に入ります。
端末本体の重量もスマートフォンとほとんど変わらないくらい軽く、画面の明るさも自動で調整してくれるので外に持ち運んで読書をするにも最適です。
防水機能も備わっているので、アウトドアでも楽しめるのはもちろんのこと、入浴しながら本や漫画を読むこともできます。
Kindle Oasisはディスプレイサイズが7インチとKindle端末の中でも最も大きいので、漫画を読むにしても紙と同じように見開きで楽しめますよ。
まとめ:Kindle Oasisで最高の読書体験を!
以上、Kindle端末のハイエンドモデル「Kindle Oasis(第10世代)」の使用感をレビューさせていただきました。
Kindle Oasisは価格が高いのがネックではありますが、価格に見合う、もしくはそれ以上の読書環境を手に入れられます。
特に下位モデルには実装されていないページめくりボタンによってスイスイ読み進められますし、人間工学に基づいたデザインによってかなり手に持ちやすいです。
買って後悔はしない素晴らしい端末なので、気になっている方はKindle Oasisで最高の読書体験を味わってください。
それでは素敵なKindle読書ライフを!