2024年10月に「Kindle(第11世代)」が新しく発売されました。
2年ぶりのアップデートで、前モデルより最大25%明るく、高いコントラスト比のディスプレイを実現しています。
Kindle無印はKindle端末の中でも最も安いモデルですし、性能や使いやすさが気になっている方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、実際に私が利用しているKindle無印(第11世代-2024年発売モデル)の使用感をレビューし、前モデルからの進化点や気になる点をお伝えします。
本記事ではエントリーモデルのKindleを他の名称と混同しないように「Kindle無印」と表記し、Kindle無印の新モデルを「Kindle(第11世代-2024年発売モデル)」、前モデルを「Kindle(第11世代-2022年発売モデル)」と表記しています。
私自身、エントリーモデルのKindle無印を第10世代から3世代にわたって利用し続けているので、参考にしてください!
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Kindle無印(第11世代-2024年発売モデル)の外観
Kindle無印(第11世代-2024年発売モデル)はこのようなパッケージで届きます。
これまではパッケージの背景色が青一色だったので、デザインが変わっていますね!
パッケージを開封すると、以下の付属品が同梱されています。
- Kindle(第11世代)本体
- 充電ケーブル(USB-C)
- クイックスタートガイド
Kindle無印(第11世代-2024年発売モデル)のカラーは「ブラック」と「マッチャ」の2色が展開されており、私は新色のマッチャを購入しました。
薄い緑色で個人的にはかなり好きです!
ちなみに前モデル(第11世代-2022年発売モデル)のカラーバリエーションは「ブラック」と「デニム」の2色でした。
背面には前モデルと同様にAmazonのスマイルマークがさりげなく印字されています。
ディスプレイサイズは6インチで、端末のサイズ感は前モデルと同じです。
重さは154gで、重量も前モデルと変わりません。
ディスプレイとベゼルの間には少し段差があり、この点はエントリーモデルらしい仕様となっています。
前モデル(2022年発売)より明るさが25%向上
今回、Kindle無印は新しいモデルが発売されましたが、世代は第11世代のままですし、前モデルと比べてスペック面では特に大きく変わっていません。
Kindle(第11世代) 2022年発売 | Kindle(第11世代) 2024年発売 | |
---|---|---|
価格(16GB) | 12,980円(広告あり) 14,980円(広告なし) | 19,980円(広告なし) |
ディスプレイ | 6インチ | 6インチ |
解像度 | 300ppi | 300ppi |
フロントライト | LED4個 | LED4個 |
サイズ | 157.8×108.6×8.0mm | 157.8×108.6×8.0mm |
重さ | 154g | 154g |
バッテリー | 最大6週間 | 最大6週間 |
充電ケーブル | USB-C | USB-C |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
色調調整ライト機能 | 非対応 | 非対応 |
明るさ自動調整 | 非対応 | 非対応 |
防水機能 | 非対応 | 非対応 |
端末カラー | ブラック/デニム | ブラック/マッチャ |
ただ、前モデルよりも最大25%明るく、高いコントラスト比を実現しています。
実際にKindle(無印)の2024年モデルと2022年モデルを並べてみました。
2024年モデルの方が背景の白がよりはっきりしていて、わずかな差ですが文字がよりクリアに見えますね!
画像で見比べてみると、より明暗がはっきりしているように感じられ、コントラスト比が高くなっていることが分かります。
あと、ページめくりのレスポンスなど全体的に反応速度が少し速くなっており、より快適に操作できるようになっています。
Kindle無印(第11世代-2024年発売モデル)の魅力
現行のKindle端末はKindle(無印)の他にも「Kindle Paperwhite(第12世代)」と「Kindle Scribe」がラインナップされています。
他のモデルと比べて感じるKindle無印(第11世代-2024年発売モデル)の魅力が以下の3つです。
持ち運びに優れたコンパクトなサイズ感
Kindle無印(第11世代)の最大の魅力はコンパクトなサイズ感です。
比較的手が小さな私でも片手でしっかり掴めますし、軽いので長時間手に持って読書をしても疲れません。
私が利用しているiPhone 15 Pro(187g)よりも軽いです!
サイズ感としてはちょうど文庫本と同じくらいで、かばんやリュックに入れて持ち運ぶ際も嵩張りません。
このコンパクトなサイズに惹かれてKindle(無印)を利用している人も多いです!
Kindle端末の中で価格が一番安い
Kindle無印(第11世代-2024年発売モデル)はKindle端末の中で価格が最も安いエントリーモデルです。
従来と比べると値上がりはしていますが、上位モデルのKindle Paperwhite(第12世代)よりも8,000円安くなっています。
また、他の6インチサイズの電子書籍リーダーと値段を比べても、Kindle無印(第11世代-2024年発売モデル)が一番安いです。
Kindle(第11世代) | Kobo Clara BW | BOOX Go 6 | |
---|---|---|---|
価格 | 19,980円 | 20,980円 | 27,800円 |
とにかく安く電子書籍リーダーを購入したい人には有力な候補になると思います!
上位モデルと変わらない読みやすさ
Kindle無印(第11世代-2024年発売モデル)はKindle端末の中で価格が最も安くなっていますが、読みやすさは上位モデルと変わりません。
解像度は300ppiを有しており、文字はくっきりと美しく表示されます。
以前はエントリーモデルということもあって、低い解像度で少し読みづらかったですが、今は上位モデルと同じ解像度を有しています!
加えて、当モデルより明るさも改善され、コントラスト比も高くなっているので、さらに読みやすくなりました。
Kindle無印(第11世代-2024年発売モデル)の気になる点
一方で、Kindle無印(第11世代-2024年発売モデル)の気になる点も3つお伝えします。
防水は非対応
Kindle無印(第11世代-2024年発売モデル)は防水非対応です。
そのため、お風呂で読書を楽しんだり、アウトドアで積極的に活用するのに向いていません。
防水機能が必要な方は「Kindle Paperwhite(第12世代)」を購入しましょう。
色調の調整はできない
Kindle無印(第11世代-2024年発売モデル)は色調調整ライト機能が搭載されていません。
- 色調調整ライト機能
-
スクリーンの色調を明るいホワイトからアンバーへ色の暖かさを調整できる機能
こちらも上位モデルに搭載されている機能なので、色の暖かさを調整しながら読書をしたい方は上位モデルを購入するようにしましょう!
漫画を楽しむには画面が少し小さい
Kindle無印(第11世代-2024年発売モデル)は6インチのコンパクトなサイズが魅力である反面、漫画を楽しむには画面が少し小さいです。
実物のコミックと並べてみるとこんな感じ。
基本的にKindle無印(第11世代-2024年発売モデル)では漫画を片面ずつ読み進めていく形になります。
見開きページについては「見開きページのプレビュー」を設定することで楽しめますが、やはり6インチサイズだと小さく感じてしまいます。
【見開きページのプレビュー設定方法】
画面上部をタップし、「Aa」を選択→レイアウトより「見開きページのプレビュー」をONに
個人的に漫画は大画面であるほど迫力が感じられるので、漫画を楽しみたい方はディスプレイサイズがより大きい上位モデルがおすすめです。
まとめ:Kindle無印(第11世代-2024年発売モデル)を購入すべき人
以上、Kindle無印(第11世代-2024年発売モデル)の使用感をレビューさせていただきました。
かなりマイナーな進化ではありますが、前モデルと比べて最大25%明るくなり、コントラスト比も高くなっているので、より電子書籍が読みやすくなっています。
また、ページめくりのレスポンスも素早く、エントリーモデルとしての完成度も高くなりました。
最後に本記事のまとめとして、Kindle無印(第11世代-2024年発売モデル)を購入すべき人の特徴を記しておきます。
- これから初めて電子書籍リーダーを導入しようと考えている人
- 端末のコンパクトさにこだわりたい人
- 小説やビジネス書などテキスト主体の本を中心に読む人
- 防水機能が不要な人
Kindle無印(第11世代-2024年発売モデル)は主要な電子書籍リーダーの中でも唯一2万円を切るモデルでありながら、スペックも優秀なので、上記のような特徴に当てはまる方はぜひ購入を検討してみてください。