Kindleの電子書籍端末は全部で3モデルが展開されていますが、初めての方にもおすすめしやすいのがエントリーモデルの「Kindle(無印)」です。
これからより快適に電子書籍を読むためのデバイスとしてKindle端末を購入しようと考えている人は「Kindle(無印)」が候補の1つに入っているのではないでしょうか。
実際のKindle(無印)の性能や使用感が気になりますよね。
そこで本記事では、実際に私が保有しているKindle無印(第10世代)の使用感をレビューし、外観やスペック、初期設定の手順、良い点、気になる点などをまとめました。
現在、私はKindle Paperwhiteをメイン端末として活用しているので、上位機種との違いもお伝えさせていただきます。
これからKindle(無印)の購入を検討している人にとって参考になる内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。
Kindle(無印)の最新端末は2022年10月に発売された第11世代モデルです。
本記事で紹介しているKindle(第10世代)はAmazonでは販売されておりませんので、ご注意ください。
メルカリなど中古品で購入することは可能です。
Kindle無印(第10世代)の外観・スペック
Kindle無印(第10世代)のスペックを以下にまとめました。
Kindle(無印) 第10世代 | |
---|---|
発売年 | 2019年 |
価格 | 8,980円(広告有り) 10,980円(広告なし) |
ディスプレイ | 6インチ |
解像度 | 167ppi |
フロントライト | LED4個 |
サイズ | 160×113×8.7mm |
重さ | 約174g |
容量 | 8GB |
インターネット接続仕様 | Wi-Fi |
バッテリー | 数週間利用可能 |
充電ケーブル | micro USB |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
色調調整ライト機能 | 非対応 |
明るさ自動調整機能 | 非対応 |
防水機能 | なし |
端末カラー | ブラック/ホワイト |
上位モデル(Kindle Paperwhite、Kindle Oasis)と比較すると、Kindle(無印)には以下の特徴があります。
- 価格が安い
- 解像度が小さいので少しぼやけて見える部分がある
- 容量は8GBしかない
- 色の暖かさを調整することができない
- 防水機能が搭載されていない
Kindle(無印)はエントリーモデルの位置付けとなっており、価格が安いのが大きな魅力です。
上位モデルと比較すると、画面の読みやすさや防水機能で劣りますが、それでも小説やビジネス書なら全然快適に読めます。
容量は8GBのみとなっており、広告ありモデル、広告なしモデル、キッズモデルの3種類があります。
広告あり 8GB | 広告なし 8GB | キッズモデル 8GB | |
---|---|---|---|
価格 | 8,980円 | 10,980円 | 10,980円 |
端末カラーはブラックとホワイトの2色から選べます(キッズモデルはブラックのみ)。
ちなみに私が持っているのは広告ありのホワイトです!
現行のモデルでホワイトが手に入るのはKindle(無印)だけですし、白のKindle端末はシンプルでおしゃれな印象があって気に入っています。
サイズ感はiPhone12miniよりも少し大きいといった感じですが、全然片手で掴むことができますし、重さも174gなので非常に軽いです(参考:iPhone12mini+Apple純正のレザーケースで164g)。
Kindle無印の初期設定の手順
Kindle(無印)はKindle端末の最初の1台として購入する方が多いと思うので、初期設定の手順を紹介します。
まずは購入時のパッケージを開封しましょう。すると以下のような付属品が同封されているはずです。
- Kindle(無印)本体
- 充電ケーブル(micro USB)
- 説明書
Kindle端末の電源を入れると、以下のような言語選択の画面が表示されるので、「日本語」を選択しましょう。
続いてWi-Fiに接続するためのネットワーク一覧が表示されるので、ご自身のネット回線とパスワードを入力します。
インターネットに接続すると、データの更新が行われ、以下の画面が表示されます。
Kindle端末もしくはスマートフォンでセットアップができるので、どちらか選択しましょう。(私は「このKindleで設定」から行いました。)
Kindle端末にAmazonアカウントの紐付けを行います。
AmazonアカウントをKindle端末に登録できれば、Kindleストアで購入した本は今後ライブラリに表示されるようになります。
以上で初期設定は完了です!非常に簡単ですね!
これで実際にKindleストアで本を購入し、ダウンロードすれば電子書籍を読むことができます。
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Kindle無印(第10世代)の良さ
では、実際にKindle無印(第10世代)を利用して感じたエントリーモデルの良さをお伝えさせていただきます。
お手頃な値段で入手しやすい
Kindle(無印)の良さはエントリーモデルとしてお手頃な価格で入手できることだと思っています。
既に述べたように上位モデルと比較すると読みやすさや防水機能で劣るものの、1万円前後の値段で購入することができるので、初めて電子書籍端末を購入しようと考えている人にとって買いやすい価格帯です。
Kindle端末の中では最低限のスペックとなっていますが、
- 目に優しいフロントライト方式を採用
- 数週間持続バッテリー搭載
- ハイライトやメモといった読書に役立つ機能が充実
といった電子書籍端末で読書をするメリットは十分に感じられます。
軽くて持ち運びやすい
Kindle(無印)はKindle端末の中でも最軽量でサイズもコンパクトなので持ち運びやすいです。
重量は174gとなっており、私が使用しているスマートフォン(iPhone12mini+Apple純正のレザーケースで164g)とほとんど変わりません。
軽くて薄いので、いつでもバックに入れて持ち運べるのが嬉しいです!
長時間読んでも目が疲れない
Kindle端末は直接光を目に当てない「フロントライト方式」が採用されており、目に優しい設計となっています。
ブルーライトの影響も最小限に抑えられているので、長時間読んでいても目が疲れることはありませんし、寝る前の読書に最適です。
また、Kindle端末のディスプレイにはE-Inkと呼ばれる電子ペーパー技術が採用されているので、紙の本と変わらない読み心地も実現できています。
読書に集中できる
当たり前ではありますが、Kindle(無印)は読書専用端末として設計されているので読書に集中できます。
Kindleはアプリを使えば、スマートフォンやタブレットでも利用することができますが、そういった高機能デバイスを使っていると通知がきたり、他のことが気になって読書に集中できないことも多いです。
Kindle Paperwhiteは読書に必要な機能以外は削ぎ落とされているので、他のことを気にせずに読書に集中できる点で非常に優れています。
ホワイトのデザインが選べる
Kindleのカラーイメージと言えば黒ですが、白いKindleはシンプルでおしゃれな印象があって個人的には気に入っています。
現行モデルでホワイトのカラーが購入できるのはKindle(無印)だけなので、白いデバイスで統一している人はおすすめです。
Kindle無印(第10世代)の注意点
Kindle(無印)はお手頃な価格で入手しやすい端末ですが、一方で気をつけるべき点もあります。
Kindle(無印)を購入する前に注意しておきたいポイントが以下の5つです。
カラー表示はできない
Kindle端末全てに共通することですが、カラー表示で読むことはできません。
雑誌やカラー対応の漫画を読みたい場合は、Kindleアプリを利用してスマートフォンやタブレットで読まれることをおすすめします。
上位モデルと比較すると少し読みづらい
Kindle(無印)の解像度は167ppiであり、上位モデルのKindle Paperwhite、Kindle Oasis(解像度300ppi)と比べると少し読みづらいと感じる箇所があります。
- 解像度
- ppi(pixels per inch)が高い方がより繊細に見える。
Kindle(無印)よりもKindle Paperwhite、Kindle Oasisの方がよりくっきりと美しく文字が表示される。
とはいえ、小説やビジネス書など活字の本を読む場合は特に問題ありません。
ただし、漫画を読む場合だとKindle(無印)は文字がぼやけたり、ルビが少し見にくくなるので、快適に漫画を読まれたい方は上位機種を選んでおいた方が無難です。
もともとルビは小さいので、この写真だと確認しにくいかもしれませんが、Kindle(167ppi)ではルビが潰れていて何が書いてあるか分かりません。一方のKindle Paperwhite(300ppi)ではルビを読むことができます。
容量は8GBしか選べない
Kindle PaperwhiteやKindle Oasisは8GBもしくは32GBの容量から選択できますが、Kindle(無印)は8GBしか選べない点に注意が必要です。
小説やビジネス書などテキスト主体の本を読むのであれば、8GBでも1,000冊程度保存ができるので問題ありません。
ただし、1冊あたりの容量が大きい漫画になると100冊程度しか保存ができないので、漫画を主体で読まれる方は不便に感じると思います。
容量はKindle端末購入後に追加することはできませんし、上位モデルの方が解像度も高いので、より快適に漫画をたくさん読みたいという方は上位モデルの32GBを購入することをおすすめします。
色や明るさを調整する機能が少ない
Kindle(無印)は上位モデルと比較すると色の明るさを調整する機能が劣っています。
具体的には以下の内容です。
- LEDの搭載数は4個
- LEDライトの搭載が多いほどより明るくくっきり表示できる。
Kindle Paperwhiteは17個、Kindle Oasisは25個のLEDが搭載されています。 - 色調調整ライト機能なし
- スクリーンの色調を明るいホワイトからアンバーへ色の暖かさを調整できる機能。
Kindle Paperwhite、Kindle Oasisに搭載。 - 明るさ自動調整機能
- 周囲の明るさに応じてディスプレイを最適な明るさに調整する機能。
Kindle Paperwhite(シグニチャーエディション)、Kindle Oasisに搭載。
これらの機能がなくても十分読書可能ですが、明るさにもこだわりたいという方は上位モデルを選んでおきましょう。
防水機能が搭載されていない
エントリーモデルのKindle(無印)は防水機能が搭載されていない点も注意が必要です。
お風呂で湯船に浸かりながら読書をしたいという方は防水機能が搭載されているKindle PaperwhiteもしくはKindle Oasisを購入することをおすすめします。
まとめ:Kindle無印(第10世代)がおすすめな人
以上、Kindle(無印)の使用感をレビューし、Kindle(無印)の良さやこれから購入される方への注意点などを紹介させていただきました。
最後に本記事のまとめとして、Kindle(無印)の購入をおすすめできる人の特徴をまとめました。
- 小説やビジネス書を中心に電子書籍を読もうと考えている
- 細かな解像度が気にならない
- 防水機能は必要ない
- とにかく価格を抑えたい
上記の特徴に当てはまるのであれば、エントリーモデルのKindle(無印)でも十分読書を楽しむことは可能です。
私もビジネス書を中心に読書しているので、全然不満なくKindle(無印)を使えています。
価格が安いというのはエントリーモデルの大きな魅力ですので、Kindle端末の最初の1台としてぜひお使いください。
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