Kobo Elipsa 2Eは10.3インチの大画面に直接ペンで手書きできる電子書籍リーダーです。
専用のスタイラスペンもKoboスタイラス2に進化しており、電子ノートとしても活用することができます。
アウトプットが捗る非常に魅力的なデバイスではありますが、価格が高いため、「Kobo Elipsa 2Eを購入するかどうか悩んでいる……」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本記事では、Kobo Elipsa 2Eを実際に利用してみて感じた魅力や気になる点を正直にレビューさせていただきます。
Kobo Elipsa 2Eが気になる方はぜひ参考にしてください。
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Kobo Elipsa 2Eの外観
まずは簡単にKobo Elipsa 2Eのスペックを紹介させていただきます。
Kobo Elipsa 2E | |
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発売年 | 2023年4月 |
価格 | 54,800円 |
ディスプレイ | 10.3インチ |
タッチスクリーン | Carta E Ink HD 1200 |
解像度 | 227ppi |
容量 | 32GB |
フロントライト | ComfortLight PRO |
サイズ | 227.3×192.8×7.9mm |
重さ | 388g |
バッテリー | 数週間利用可能 |
充電ケーブル | USB-C |
防水機能 | 非対応 |
端末カラー | ブラック |
Kobo Elipsa 2Eの本体カラーはブラックで、正面のデザインはこんな感じ。
端末本体は左右非対称のデザインとなっており、持ち手側はベゼルが太くなっています。
グリップもしやすいですし、指もディスプレイに干渉しません!
背面も同じようにブラックのカラーとなっており、2箇所に滑り止めと「Rakuten Kobo」のロゴが印字されています。
端末の側面にはUSB-Cの充電ポートと電源ボタンが備わっています。
重量を計測したところ、388gでした。
一般的なタブレットよりは軽いとイメージしてください!(【参考】 iPad Air5…461g)
ディスプレイサイズは10.3インチでタブレット並みのサイズ感です。
この大画面で電子書籍を楽しめたり、直接書き込みができるのは嬉しい!
Kobo Elipsa 2Eは付属でKoboスタイラス2が付いてきますが、端末の上部がマグネットでくっつく仕様となっています。
Kobo Elipsa 2Eの魅力
実際にKobo Elipsa 2Eを使ってみて感じた魅力を3つ紹介させていただきます。
10.3インチの大画面で読書を楽しめる
Kobo Elipsa 2Eは10.3インチの大画面で読書を楽しめます。
画面サイズが大きいので、1画面に表示できる文字量も多くなりますし、文字サイズを大きくしても見やすいです。
紙の本では実現しえない大きな画面で読書ができるのは非常に魅力!
さらに漫画はこのサイズ感だとより迫力がありますし、細かな描写まで楽しむことができます。
漫画は大画面であるほど読みやすい!
電子書籍に直接メモを書き込める
Kobo Elipsa 2Eは付属のKoboスタイラス2を使って、直接電子書籍にメモを書き込むことが可能です。
本の余白にメモを書き込むことができるので、自由度も高いですし、読書しながら思いついたことをすぐにアウトプットできます。
修正も容易ですし、紙の本には直接書き込めなかった人でも利用しやすいです!
書き込んだ箇所についてはこんな感じで記録もされているので、振り返りもしやすいです。
また、Koboスタイラス2のハイライトボタンを押しながら本文をなぞることによってマーカーを引くこともできます。
実際のマーカーと同じような感覚で使えるのも非常に便利!
電子ノートとしても活用できる
Kobo Elipsa 2Eはノートブックを作成することができ、電子ノートとしても活用できます。
ノートブックは無地ノートと多機能ノートの2種類が用意されています。
無地ノートは無地のほかにも37種類のテンプレートが用意されており、用途に応じて使い分け可能です。
ツールも充実していて、ペン先は5種類、太さも5種類、色合いも5色から選べます。
Koboスタイラス2はペンの追従性も良いです!
ペン先の反対側で文字をこすることによって消しゴムとしても機能します。
ツールも非常に充実していて、使い勝手も良いので、電子ノートとしても十分活用できます!
Kobo Elipsa 2Eの気になるところ
一方で、Kobo Elipsa 2Eを使ってみて気になったのは以下の3点です。
重い
Kobo Elipsa 2Eは10.3インチの大画面で電子書籍を楽しめる反面、重量は388gと重いです。
私が利用しているiPad Air5(461g)と比べると少し軽いですが、電子書籍リーダーとしては重たい部類に属します。
電子書籍を読むにあたってKobo Elipsa 2Eをずっと持ち続けるのは手に負担がかかるので、このようなタブレットスタンドを活用することをおすすめします。
タブレットスタンドを活用すれば、目線も上がりますし、手に負担もかからないので便利です!
ノートはアプリに同期されない
Kobo Elipsa 2Eで作成したノートブックはKoboアプリに同期されません。
競合のKindle Scribeは作成したノートブックをKindleアプリで閲覧できるので、この点は残念だと感じました。
ハードウェアの問題ではないので、今後のソフトウェアアップデートで改善されることを期待しましょう!
価格が高い
Kobo Elipsa 2Eは非常に魅力的なデバイスですが、価格は54,800円と高いです。
ただ、他の類似商品と比較して突出して高い訳ではありません。
Kobo Elipsa 2E | Kindle Scribe | HUAWEI MetaPad Paper | iPad Air5 | QUADERNO | |
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価格 | 54,800円 | 47,980円~ | 64,800円 | 92,800円~ | 45,000円~ |
特徴 | 電子ノートとしても活用できるKobo端末 | 電子ノートとしても活用できるKindle端末 | 様々なアプリが利用できるE inkタブレット | 様々なアプリが利用できる液晶タブレット | フレキシブル電子ペーパー |
競合のKindle ScribeもKobo Elipsa 2Eと同じスペック(32GB)だと54,980円しますし、そう考えると妥当な価格帯ではないでしょうか。
電子書籍リーダーとしては価格が高いと感じるかもしれませんが、電子ノートとしても活用できるので、これまで紹介してきた機能に魅力を感じた方は購入を検討してみてください。
Kobo Elipsa 2Eに関するよくある質問
Kobo Elipsa 2Eに関するよくある質問をQ&A形式でまとめました。
- Kobo Elipsa 2EはPDFファイルに手書きすることができますか?
-
はい。Kobo Elipsa 2EはPDFファイルを取り込んで直接手書きすることが可能です。
PDFファイルの取り込み方は【Kobo】ヘルプを参考にしてください。
- Kobo Elipsa 2Eの付属品を教えてください
-
Kobo Elipsa 2Eは購入時に以下の付属品がついてきます。
- Kobo Elipsa 2E本体
- Koboスタイラス2
- 交換用ペン先(2本)
- USB-Cケーブル
- 取扱説明書
- Koboスタイラス2のペン先の交換は可能ですか?
-
はい。Koboスタイラス2のペン先が消耗してきたら新しいペン先に交換することができます。
交換用ペン先は初期購入時の付属品として2本付いてきますし、別売りでも販売されています。
まとめ:Kobo Elipsa 2Eなら電子書籍にメモを書き込める
以上、Kobo Elipsa 2Eを実際に使ってみて感じたことを正直にレビューさせていただきました。
最後に本記事のまとめとして、Kobo Elipsa 2Eを購入すべき人の特徴を記しておきます。
- 大きな画面で読書を楽しみたい
- 直接手書きでメモを取りながら電子書籍を読みたい
- 電子ノートとしても活用したい
Kobo Elipsa 2Eはタブレット並みの10.3インチの大画面で電子書籍を楽しめるのが魅力です。
テキストベースの本であれば1度に入ってくる情報量が多くなりますし、漫画は迫力があって楽しめます!
また、10.3インチの大画面に直接手書きすることができますし、電子ノートとして活用できる点も魅力です。
Koboスタイラス2を使うことによってアウトプットも捗る!
価格こそ高くなってしまいますが、電子書籍を読んでアウトプットをしたい方には非常におすすめなので、ぜひ気になった方はKobo Elipsa 2Eを使ってみてください。